誰でも簡単に出来る雑草を使った堆肥づくり

野菜づくりをしていると雑草を抜いたり刈ったりする作業は必要不可欠。でもその処分は大変です。しかし処分が大変な雑草は、誰でも簡単に出来る立派な堆肥になります!誰でも簡単にできる雑草を使った堆肥を作ってみませんか

 

雑草で作った堆肥の8つの特徴&5つのメリット

 

雑草で作った堆肥には、野菜が育ちやすい畑の土に改良してくれる8つの特徴と7つのメリットがあります。

野菜が育ちやすい土に改良してくれる特徴

雑草を使ったたい肥、その7つの特徴をまとめました。

➀野菜が成長しやすい畑の土に改良してくれる
②効き目が穏やか
③微生物と栄養素のバランスが壊れにくい
④病害虫や連作障害などの影響が比較的少ない
⑤発芽障害のリスクが低い
⑥土に不足している栄養素を補ってくれる
⑦ミネラルと栄養素が豊富
⑧畑の土をフカフカにしてくれる微生物とその餌となる成分が豊富

 

5つのメリット

雑草を使ったたい肥のメリットです。

➀たい肥を撒いた直後から種蒔きや苗の植付けをすることができる
②雑草(原料)はタダなので無料でたい肥づくりができる
③雑草の処分をする必要がない
④雑草はどの畑にもある
⑤市販の肥料をあまり使わなくてよいので経済的

先で紹介したような特徴がありながらも、原材料費0というのが嬉しいですよね!

 

必要な3つの材料と割合

雑草を使ったたい肥づくりに必要な材料は下記の3つです。

  • “色々な種類”の雑草 6割から7割
  • 米ぬか(ない場合は、粉末の油粕)0.5割
  • 畑の土 3.5割から2.5割

必要な量の割合はあくまで目安なので、目分量で大丈夫です

それから堆肥づくりに必要な道具は

  • 透明なビニールシート
  • ジョーロ(ペットボトルでの可)

です。

色々な種類の雑草と米ぬかを使うことで、栄養バランスを整えることができます。例えば米ぬかや油粕は雑草に含まれていない栄養素であるリン酸を補うことができます。また発酵を促進させる効果もあります。

 

雑草を使ったたい肥の作り方

作り方の手順を紹介していきます。

➀雑草と米ぬかを一緒に混ぜて足で踏み潰し、交互に重ねる
②雑草と米ぬか(油かすなど)を混ぜた中に畑の土を被せる
③一月に一回位の割合で全体をかき混ぜる
④4~5ケ月位で完成

①を行う場合には、ペットボトルやジョウロを使って水をかけながら行うことがポイントです、また地下茎の根が硬くてしっかりしているヨモギ、チガヤ、硬い枝などの雑草は分解しにくいので、最初から取り除いておきましょう。

②では、雑草が見えないように畑の土を被せます。被せる土の厚さの目安は10㎝位です。

またここでビニールシートをかけましょう

  • 風雨から過湿と乾燥を防ぐことができる
  • 熟成発酵が早くなる

という効果があります。ビニールシートをかけるという一手間が面倒くさくても、体験上この“一作業”が大事だと考えています

③の作業も重要です。かき混ぜる作業をしないと、

  • 空気が堆肥内部に入らないので雑草が分解しない
  • 雑菌が増える

ことになります。一方この作業をすれば、はじめこそ雑草の分解が促進されてカビ臭くなってきますが、雑草や米ぬかなどが分解されて土になる過程でカビ臭さがなくなり、土の臭いに変化していきます。

 

雑草を使ったたい肥の上手な4つの使い方

雑草を使って作ったたい肥は、せっかく自分で作った自然のたい肥なので、上手に使いましょう。雑草のたい肥の上手な使い方は、4つあります。

➀元肥として使う
②追肥として使う
③他の肥料や草木灰と一緒に使う
④種蒔きや植付け直後から使える

①で使用する場合、散布の目安は、新聞紙2枚を広げた位の面積に約20~40リットル量です。散布して、畑の土に混ぜましょう。

②で使用する場合には、育てている野菜の株元に畝を立てて、その上に追肥として撒きます。

③、④の使い方をすれば、畑の土の栄養バランスが良くなったり、畑の土に撒いた直後から種蒔きや苗の植付けができます。

 

 

<ライター紹介>

Rikuw

はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。

私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。

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