住み込みで農業体験をしたい方必見!「ボラバイト」をしてみませんか?
自宅で細々と家庭菜園をしている私は、あくまでも「趣味」として野菜や花を育てていますが、
- 「将来は農業をしたい」
- 「農業体験をして、もっと専門的に野菜作りを学びたい」
と、本格的な野菜作りに対する意識を持っている方も多いですよね。ただ、いきなり転職したり学校へ通ったりは、社会人になると特にハードルが高いものです。
ではどうしたら良いの?と、本やインターネットで調べると、「農業ボラバイト」というものがたくさん紹介されています。でも、それっていったいどんなものなのでしょうか?お給料は貰えるのでしょうか?
今回は住み込みの農業ボラバイトについて紹介していきます!
目次
ボラバイトとは?
あまり聞き慣れない「ボラバイト」という言葉ですが、これは「ボランティア」と「アルバイト」を合わせた造語です。
普通のアルバイトとは違い、お金を稼ぐというよりも、自然体験などの特殊な職場での仕事体験や専門の知識・技術を得ることを目的としています。
賃金は安く、
- 日給3000円~5000円
- 時給換算で400円前後
といったものが多いのですが、宿泊費や食費基本的にかかりませんので、そこは嬉しい点ですね。
お給料と言うよりは、「勉強させてもらってお小遣いも貰える」と考えて、「経験値」の方に重点を置いた求人形態です。
どうしたらボラバイトできるの?
ボラバイト専門の公式サイトから応募する方法が最もスムーズですが、その他にも普通に「求人情報」としてサイトや求人誌に載ることもありますし、自治体によっては同等の制度を斡旋している市町村もあります。
一度自分の住む地域や、行ってみたい地域で探してみると良い農家さんが見つかるかも知れません。
住み込みの農業ボラバイトってどんな感じ?
農業のボラバイトは実践的な植物の育て方を学ぶことができますし、農家さんとコミュニケーションをとれることで、就農を考える方にとっては仕事に繋がる貴重な経験になるでしょう。
よくある「収穫体験」「収穫イベント」などとは違い、低賃金でもお金が発生している以上は戦力として扱われるので、最初は体力的にきついこともあります。
期間は数日~数か月と幅があるので、そこまで長期休暇が取れない社会人でも応募しやすいものが結構ありますよ。
住み込みの農業ボラバイトのメリットデメリット
普通のアルバイトとは性格の違うボラバイトなので、メリットもあればデメリットもあります。せっかくなのでどちらもしっかり理解しておきたいですよね。
メリット
- 農業の雰囲気が分かりやすい
- 野菜の専門知識が身に着く
- 植物の育て方に詳しくなる
- 就農規模の収穫体験ができる
デメリット
- 住み込みなので自由時間が少ない
- 期間中は息抜きがしづらい
- コミュニケーションがとれないと辛い
- 低賃金
野菜作りに興味のある方や、将来的に農業をしたい方にとってはとても魅力的な経験ができますよね。常にプロと一緒に過ごすことで、熟練の技を間近で覚えたり、疑問に答えてもらえたりもします。
一方で「住み込み」ということは、農家の方々や一緒にボラバイトをする方とのコミュニケーションは必須なので、そこが上手くいかないと体験中は辛いこともあります。
また、家庭菜園とは規模が違うので、特に大規模な農家のボラバイトは体力面での心配も視野に入れておいた方が良さそうです。
まとめ
住み込みでの農業体験は自治体で募集しているものや、賃金が発生しないものも多いですが、ボラバイトはお金がいただける上で、直接農作業をしながら農業について学べるとても魅力的なものです。
ただ、人によっては「完全なボランティアで体験したい」や、「農業体験が目的とは言え、普通のアルバイトくらいはお給料が欲しい」など、様々なこだわりもあると思いますので、自分に合った方法で自由に農業を体験してみてくださいね。
一時期だとしても現場で働いた日々は大切な思い出になりますし、貴重な経験の一つとなって、今後の自分を力強く支えてくれますよ!
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。
仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。