家庭菜園で使える!無農薬栽培でおすすめの害虫対策8選
家庭菜園を始められた方が必ず経験する悩みと言えば「害虫」ではないでしょうか。害虫はどこからともなく発生し、もちろんあなたの許可を得ることもなく大切に育てた作物を食い散らかします。そんな悔しい状況を指をくわえてじっと見ているわけにはいきませんよね。
しかし、手作業で害虫を一匹ずつ取り除くだけでも一苦労です。特に葉物野菜では葉の裏に潜む虫を探す作業だけでも気が遠くなります。
農薬や害虫駆除の薬を使えば手っ取り早いのですが、せっかくの家庭菜園なので手間がかかったとしても無農薬にこだわりたい。
そんなあなたに家庭菜園で使える、無農薬栽培におすすめの害虫対策を紹介します。
すべて薬は使わず、家庭で簡単に用意できるものになりますので、害虫にお悩みの方は是非最後までご覧ください。
目次
今すぐ実践したい害虫に対する環境作り
まず、家庭菜園における害虫についてですが、日常生活上でよく目にする虫とは少し異なります。家庭菜園でもっとも目にする害虫と言えば「アブラムシ」です。このアブラムシは本当に厄介で、どこからともなく現れ、いつの間にか繁殖しています。
しかしこのアブラムシですが、対策をとることによって発生を抑えることができます。
その方法は次の通りです。
日当たりと風通しを良くする
作物にとって日当たりはとても大切で、日当たりが悪いと野菜が上手く光合成を行えず、元気がなくなってしまいます。
その状態が続くと害虫への抵抗力が弱まり、害虫が付きやすい状態を作り出してしまうのです。
風通しの悪い環境も害虫が付きやすいので、適当に間引きを行い、日当たりの良い場所で作物を栽培するようにしましょう。
除草を行う
害虫は作物だけを狙っているわけではありません。周辺に生えている雑草や、間引きした苗を集めた場所があれば取り除くだけでも害虫の発生を抑えることになります。
余計な害虫の発生場所や繁殖場所を作らない事が重要です。
肥料を与え過ぎない
早く育てたい、大きく育てたいという気持ちから肥料を与えすぎてしまう場合がありますが、これも害虫の発生を助長します。肥料の与えすぎは作物を傷つけ、弱らせてしまいます。
しかし、肥料不足も害虫への抵抗力低下に繋がるので、肥料の配分はその作物にとって適切な配分を心がけるようにしましょう。
連作をしない
野菜の中には連作に不向きなものがあります。その野菜を同じ場所(土)で続けて栽培すると生育が悪く、害虫に対する抵抗力の低い作物が育ちます。
連作が可能なもの以外は同じ場所で栽培しないようにしましょう。
害虫への物理的対策
害虫発生を抑える環境作りの他に、作物に害虫を近づけないようにする対策も効果的です。もし発生しても早期に対応すれば被害も最小限に抑えられます。
ここでは無農薬栽培において、害虫被害をグンと抑える方法を解説します。
ネットを張る
自分の家庭菜園がどれだけ害虫対策していても、近所の家庭菜園や畑から害虫が飛来する可能性も十分考えられます。
そこで不織布や寒冷紗などを使って作物を守ってやります。専用の防虫ネットもいいですね。
それだけでも飛来する害虫の防除として効果があります。
アルミホイルを敷く
アブラムシは強い光が苦手です。
鉢下や作物の根元にアルミホイルを敷いてやりましょう。
しかし、マンションのベランダなど、アルミホイルに太陽の光が当たらないようなら角度を変えるなど工夫が必要です。
薄めた牛乳をかける
薄めた牛乳にはアブラムシの呼吸を止める効果があります。少し残酷ですが愛情を注いで大切に育てた野菜のためです、霧吹きなどを使ってプシュッとしてやりましょう。
コンパニオンプランツ
植物の中にはお互いの成長を助け合うものがあります。その中でも害虫が寄り付かないものを一緒に植えることで、作物の成長と害虫対策を一緒に行うことが可能になります。
コンパニオンプランツとして非常に優秀なのが「ハーブ」です。
ハーブはどれも害虫に対して強く、一緒に植えた作物を守ってくれます。育て方も簡単なので初心者の方には特におすすめです。
(ライター:shinichi910)