【野菜づくり経験者の体験談】肥料をあげるタイミングと選び方
肥料をあげるタイミング
野菜を育てる際に必要になってくる「追肥」。
野菜を長期間栽培しているとどうしても土に栄養分がなくなってきます。特に庭で栽培する際は、土の栄養分が元々不足している場合も多いので、栄養をあたえてあげるためにも定期的な追肥は必要です。
目安は2週間に1回。
「そんな頻度高くあげるのは面倒」という方もきっと多いはず。
2週間以上経っていて、「あぁ、もう追肥した方がいいな」と簡単に分かるタイミングがあるんです。
野菜が曲がってきた
収穫し始めのころは比較的まっすぐに育っていた野菜。
しかし時が経つにつれて野菜が曲がっていくように・・・。
地面に野菜が着いて曲がるのは仕方ない気もするけど、空中でグネグネ曲がってしまう・・・。
曲がっているととにかく食べにくい!せっかく一生懸命育てたのに見栄えも悪い。
これは水か肥料が足りていない証拠です。
「水は毎日あげています!」、という人は肥料をあげましょう
大きく育たない
例えばまるまる大きくなっていたピーマン。
しかし最近は小さいままで赤く熟してしまう。
赤く熟しても甘くて美味しいんですが、大きくならないから何だか食べにくい。
これは水か肥料不足が原因です。
肥料の選び方
ホームセンターにいくと様々な種類の肥料が売っています。
肥料っていっても全部同じでしょ、と思いがちですがどうやら違うらしいです。
見るポイントは数字の数!
私が今まで購入していた肥料は有機肥料。
有機肥料は、動物性の有機物を原料にした肥料。自然に近い肥料で、土の中にいる微生物が分解して土全体に栄養分をつくってくれます。そのため、長くゆっくりと期間肥料の効き目がある点が特徴です。その分肥料に記載されているチッソやリン酸、カリの数は少なめ。
最近購入した肥料は化成肥料!
化成肥料は、鉱石など自然にある無機物を原料にした肥料。調合されているのでバランスがあり、即効性もあります。肥料に記載されている数字も高いです。
野菜や土の状態によって必要なチッソやリン酸のバランスが異なるのですが、どの野菜にも当てはまりやすい数が均等な肥料がオススメ。数字が高い方が即効性があります。
ただ、化成肥料だけを与え続けると土の中の有機物は減少してしまいます。
なので、「野菜の曲がり方が極端。」「実はなるけど大きくならない!」となった時に化成肥料を使用するのがオススメです。
追肥の仕方
私の買った肥料はこんな形状。
最初の追肥時は野菜の根っこに近いところに。
1か所だけに肥料をあげてしまうと、根の伸び方や野菜の付き方に偏りが出てしまうので対面上に2か所まきましょう!
量は一掴みくらいでOK。
追肥毎に根から遠ざけてまいていくと肥料過多になりすぎず、バランスの良い育ち方になります。
追肥のオススメ日
追肥をしたらいつもより多めに水をあげて、肥料が土に浸透しやすくしてあげます。
そのため追肥は雨の前の日がオススメ!
天気予報を見ながら、まきたい次の日が雨だと心の中でガッツポーズ!
晴れの日が続くようであれば、水やりを忘れずに行いましょう!
適切なタイミングで肥料をあげて、目で見ても美味しい野菜づくりを目指しましょう!
(ライター:飯田千織)