タマネギのリサイクル栽培。台所で芽が出てしまったタマネギを有効活用しよう

冬の時期、暖房が効いている台所で「タマネギから芽が出て、料理に使えなくなってしまった・・・」そんな経験ありませんか?芽が出てしまったタマネギは料理に使えませんが、捨てずに畑に植えることで、再度タマネギを収穫することができます。

タマネギのリサイクル栽培に挑戦してみませんか?!

 

芽が出てしまっても大丈夫!捨てずにリサイクル栽培

 

野菜のリサイクル栽培とは?

「野菜のリサイクル栽培」とは、何でしょうか?

「野菜のリサイクル栽培」は、新芽が伸び出した野菜を畑やプランターなどに植え付けて育て、再び収穫することです。また、このように再び収穫ができる野菜は「リサイクル野菜」、あるいは「リボーンベジタブル Reborn Vegetable」とも呼ばれています。

リサイクル栽培ができる野菜には、タマネギの他に根菜類野菜と呼ばれているクワイ、ヤマユリなどがあります。

 

捨てずに再び収穫!

新芽が伸び出してしまったタマネギでも捨てずにリサイクル栽培をして、再び収穫しましょう。

タマネギのリサイクル栽培では、芽が伸び出したものを使います。

タマネギは初夏頃に収穫したりスーパーマーケットなどで購入したりしても風通しの良く日陰で涼しい場所で保存をしていると、長期保存が出来ます。しかし、日が経ってくると、芽が出始めます。

特に冬の寒い時期、暖房が効いている台所などで保存されている場合は、新芽が伸び出しやすいです

しかし新芽が出てしまっても、捨てずに畑に植付けてしまいましょう。ウズラの卵位の小球のタマネギでも成長して肥大するので、大きなタマネギになります。一般的なタマネギは、1個から数個に分球して6月中旬頃から収穫できます。

 

リサイクル栽培の仕方

植付けの最適時期

10月~3月頃がおすすめです。

準備するもの

  1. 新芽が伸び出したタマネギ
  2. 肥料  ・たい肥

緩効性の化成肥料を選ぶのがポイントです。

植付けの事前準備

植付けの2週間以上前までに、

  • 苦土石灰を畑の全面に撒く
  • 土を深く耕す

を済ませておきます。

植付けの1週間前までに

  • 10~15㎝位掘って堆肥と化成肥料を撒く
  • 幅30㎝位の畝を作る

を済ませておきます。

なお本サイトは「ズボラでもできる」なので、この事前準備をすっぽかしてもOKだと考えています(笑)。ただ家庭菜園の魅力にハマった人、野菜を美味しく育てるためにこだわりたいと考えている人は、ぜひこの事前準備に挑戦してください。育ち方の違いを感じられますよ!

植え付け方法

  1. 移植ゴテを使ってタマネギが入るくらいの穴を開ける
    (株間は20㎝ほどあける)
  2. 芽を土から出して植え付ける
  3. 水を与える

 

作業管理のポイント

 

ネギ坊主がついた“トウ”を摘み取る

“トウ”とは、タマネギ、菜っ葉やふきなどにある花を咲かせる花茎です。この花茎が花をさかせるために伸びた状態を“トウ立ち”と言います。タマネギは5月頃になると、ネギ坊主のついたトウ立ちが始まります。

花が咲き始める前に、トウの摘み取り作業を行いましょう

摘み取る部分は、ネギ坊主が付いている茎で太くふくらんでいる部分より上の部分です。

  • 太く膨らんだりしている部分まで摘み取る
  • 作業する時期が早い

場合には、残った茎の部分が大きくなってしまい、タマネギが腐りやすくなります。時期や摘み取る部位を間違えないように注意しましょう。

なお摘み取った“トウ”は、炒め物などにして食べてしまいましょう!

 

収穫適期

収穫方法

最初に植付けた”芽の出たタマネギ”は、収穫時期になるとブヨブヨになっています。その部分は取り除き、中に分球した“新タマネギ”を収穫します。タマネギの薄皮の部分を取り除いてタマネギとして収穫してもOKです。

収穫時期と目安

5月から7月頃が収穫時期です。これは通常通り畑で育てたタマネギと同じ時期です。なお葉タマネギとタマネギの収穫時期を細かく説明すると以下の通りです。

  • 葉タマネギ:トウ立ちする前に収穫
  • タマネギ :茎葉が枯れる6月下旬から7月中旬頃

収穫のポイント

1球のタマネギから数個、収穫ができます。

葉茎が枯れたまま放置しておくと中のトウが腐る恐れがあるので、地上に出ている茎葉が枯れたら、早めに収穫しましょう。

収穫後は2~3日位天日干して軒下などに吊るします。

 

まとめ

冬の時期は野菜の種蒔き作業がないので、新芽が伸び出したタマネギを見つけたら捨てずに畑に植付けてリサイクル栽培をして、初夏頃に “新タマネギ”として、再び収穫を楽しんでみませんか。

 

 

<ライター紹介>

Rikuw

はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。

私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。

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