子供と一緒に野菜づくりをするメリットとは?
アパートで暮らしていたころはほぼやらなかった家庭菜園ですが、子供ができて、狭いながらも庭がある一戸建てに引っ越してからは、庭の一部が家庭菜園スペースとなっています。最初は夫婦でなんとなく行っていたのですが、子供が歩けるようになったくらいからお手伝いをはじめてくれ、いまでは積極的に作業を手伝ってくれています。 家族で作業していて思ったのですが、家庭菜園は子供と一緒に行うことでのメリットが意外とたくさんあるのです。 今回はそんな素敵なメリットをご紹介していきますね!
目次
子供と一緒に野菜づくりをするメリット
野外作業に抵抗がなくなる
家庭菜園をしていると野菜はもちろん、土や雑草、土中の昆虫など、自然に触れ合う機会がぐんと増えます。そういったものに直に触れるのは、小さい子供のころから行うことで抵抗がなくなり、むしろたくさんの楽しい刺激的な体験となって子供に蓄積されていきます。 夏場は裸足でお遊び感覚で手伝ったり、土を掘って水をまき泥んこにしたりと、遊びの要素も多いので飽きることがありませんよ。
野菜が育つ過程を知ることができる
例えば魚を例にすると、生きた魚が川や海を泳いでいるのを見る機会がないと、いざ「魚の絵を書いて」と言われたときに切り身の絵しか描けない・・・ということも現実にあるようです。 その点、野菜なら自宅で気軽に成長過程を知ることができますね。 種を蒔いて毎日水をやったり、葉っぱを食べてしまう害虫がいれば駆除する必要があったりと、楽には成長しないことや、野菜によっての特徴も理解しやすいです。また、トマトやナスはその時期に何回も収穫できるのに対し、枝豆などの豆類は1本に実が多くついてから根っこごと引っこ抜いて1回きりで収穫するなど、収穫方法にも自然と詳しくなっていきます。
野菜そのものに詳しくなれる
食べる前の野菜について知ることがないと、いざスーパーにいった際に野菜の名前が分からないことがあります。大人になってからも「キャベツとレタスの区別がつかない」と悩む人もいますので、子供のうちにスーパーで売っている野菜の名前について知っておけるのは食育にも繋がっていきますね。
野菜を食べるようになる
スーパーで買うのは簡単ですが、家庭菜園だと種や苗を植えてから収穫までに野菜のお世話をする過程があります。そのため「自分が頑張って育てた野菜」という意識が強くなるのか、スーパーで買ってきたキュウリは食べなかったのに、自分で育てて収穫まで下キュウリはすぐにでも食べたがるということもありました。やはり自分で育てた野菜は美味しいようです。 収穫作業そのものも楽しいイベントのような感覚で行えますので、野菜のイメージが「楽しい」イメージに結び付きやすいようです。
大人側のメリット
慣れないうちは邪魔しているだけに見えてしまう子供のお手伝いですが、慣れてくれば雑草抜きや水やりなど、就学前の子供でも立派な戦力になってくれます。 我が家でも「〇〇ちゃん、ゴミ袋持ってきて雑草抜いて」というと楽しそうにやってくれますので大人としても正直助かります。そして大人の私より子供の方が虫に抵抗が無いので、「わ、トカゲ!」とこちらが驚いている間に、子供が掴んで別の場所に逃がしてくれることも。 そして家庭菜園を家族で楽しめていると、以前感じていた「毎週末、子供とどこかに出かけて遊ばせないと!」ということもなくなり、今では自宅の庭でレジャー気分を味わえています。これは大人のストレス軽減ともなり、親子でのメリットとも言えますね。
まとめ
いかがだったでしょうか。子供と一緒に家庭菜園をすると、服が汚れたり収穫前の野菜を抜かれたりと、確かに大変なことも多いです。ただ、家族で作業していくことで自然と野菜に対しての知識が身に付き、お世話にも慣れてきますので、すぐに「大変」より「助かる」「楽しい」の方が多く感じられるようになりますよ。 家族で家庭菜園をしながら、植物や生き物にも楽しく触れ合ってみてくださいね。
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。