【なすの豆知識】なすの”へた”は食べられる!?
なすの”へた”に注目
小さな頃は、なすの独特な食感が苦手だった私も、お酒を飲むようになってから「なすのお漬物」「なすの煮浸し」が大好物になりました笑。
ただ今まで、なすの”へた”を食べたことがなかった私。なすの”へた”は食べられるってこと、ご存知ですか?
なすの”へた”は食べられる
「なすのお漬物」を食べる時、なすの”へた”の部分は避けてきたのですが、なすの”へた”は食べられます!
Yahoo!知恵袋の質問に「なすの”へた”は食べない方がいいって本当ですか?」という内容もあり、その回答は「食べない方がいい」でしたが、決して食べられないものではありません。
ただし、食べる際には1点ご注意が。
”へた”の周辺、ガク(花びらの外側の部位)についているトゲは、新鮮であればあるほど先端が尖っています。そのためバリバリ食べられる部位ではないのも事実ですが笑、漬物や炒め物にする際は、へたごと調理しても美味しく食べられます。
なすの”へた”には抗炎症作用がある
ただ、なすの”へた”は食用というより、薬用・・・というべきでしょうか。なすの”へた”には抗炎症作用があり、
- 口内炎を抑える
- 歯槽膿漏予防
といった効果があります。
口の中にできた炎症を抑える場合には、へたを黒くなるまで焼き、その焼いたへたを患部に塗ると効果があるんだとか。『もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活』という本では、焼いたへたと塩を混ぜてすりつぶしたものを歯磨き粉として利用しています。
なすを保存するには”へた”が重要!?
またなすの”へた”は、なすの冷蔵保存に重要な役割があります。
高温の気候を好む野菜・なすは水分が蒸発しやすく、冷蔵庫に入れると、低温障害を起こしてしなびてしまうことが多々あります。
これを防止するのに役立つのが”へた”です。
”へた”の部分を念入りにラップでくるめば、しなびやすさを軽減できます。水分の蒸発は、”へた”の部分からがもっとも激しいため、へたをラップでくるむことで水分蒸発を軽減し、しなびてしまうのを抑えることができるのです。
ただし、なすは新鮮さが美味しさに直結する野菜です。
もし長期保存するのであれば、購入後すぐに調理を行い、調理済みのものを冷凍保存することをおすすめします。
参考文献
<ライター紹介>
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いつか自給自足生活を送ってみたいライター。ただし生粋のズボラなため、家庭菜園にまず「ラクさ」を求める。失敗は成功のもとなので、失敗してもあまり気にしない。育てるのが好きな野菜はハーブ、ピーマン、ナス。たくさん収穫できて、比較的虫がつきにくいから。