【失敗談】二十日大根が虫に食われた!二十日大根を虫食いから守るには?

二十日大根が食べられてしまった!

引用元:photoAC

以前このサイトでも『早く収穫できる野菜はあるの?家庭農園やるなら、こんな野菜がオススメ!』と銘打って、育てやすい植物として紹介した二十日大根。

 

しかし我が家で育てていた二十日大根は、あることが原因で虫に食べられてしまいました!

 

もちろん葉っぱが全滅する前に対処することはできたのですが、すくすく成長している美味しくなる時期に、アオムシに目をつけられてしまい沢山の葉っぱが穴ぽこだらけに・・・。

 

今回は我が家で起きた失敗談を例に、二十日大根が虫の被害にあわないためにどうすべきかをご紹介していきます。

 

二十日大根が虫に食われた原因

引用元:photoAC

まずは悲しい我が家の失敗談からお話しましょう。

 

基本的に我が家のプチ農業の方針は「なるべく手をかけず、ラクに育てる」というなんともズボラな方針です笑。プチ農業は私達の生活に潤いを与えるものであり、本業ほどの気合いは入れない・・・とまあ、こんな風に割とズボラ笑。

 

ただズボラすぎると、一生懸命生きている”他の生き物”に目をつけられてしまいます。

 

放っておきすぎた・・・

まずさすがに手を抜きすぎましたね笑。

 

確かに二十日大根は、その名の通り20〜30日間ほどで成熟する成長の早い植物です。ただし”ラディッシュ”の形に生育させていくのに、全く手をかけなくていいという訳ではありません。

 

我が家では用意した土に種をまき、すくすくと成長していくのを”眺めていただけ”でした。

 

そうなんです・・・間引きすらしていなかったんです。

 

間引きをしないと

間引きを行なわなかった結果、葉が込み入ってしまい「徒長」が起きてしまいました。

 

「徒長」とは葉や茎が”無駄に”長く伸びてしまうことを指します。ひょろひょろと長く伸びた茎は自身を支えきれずだらしない見た目になります。

 

「徒長」の状態になると、抵抗力が弱まり、病害虫の被害に遭いやすくなると言われています。恐らく間引きをせず「徒長」が起きたことで、虫に目をつけられてしまったのでしょう。

 

ちなみに近所に住むおばあさまからいただいたアドバイスによれば、まずは間引き、その後徒長の影響で伸びた茎や根っこの部分を土で覆い隠してあげれば、リカバリーできるとのことでした。・・・反省。

 

参考文献:植物のヒョロっとした姿「徒長(とちょう)」とは?

 

虫除けを一切しなかった

加えて虫の被害を除けるような工夫を一切行なっていませんでした。これは無農薬・無化学肥料を徹底していた・・・という理由ではなく、野菜が虫に食いつくされることを知らなかった私達の油断が原因ですね笑。

 

あまり除虫剤を使うことを良しと考えていないのですが、それならば「コンパニオンプランツ」のように、互いに影響し合う植物を植えるべきだったな・・・と後悔しています。

 

二十日大根の周りには、虫よけ効果のある植物がなかったため、局地的に狙われてしまったのでしょう。

 

参考文献:病害虫に負けない栽培方法の一つ!コンパニオンプランツ秋冬野菜編

 

二十日大根を虫から守るには?

引用元:photoAC

では二十日大根を虫から守るには、どのような方法が適格なのでしょうか。今回の反省を活かし、今後二十日大根をきちんと成熟させるために、我が家が実行しようとしている虫除け方法をご紹介していきます。

 

間引きはしっかり行なおう

今までずぼらな育て方で、植物の生育任せに収穫していた私達ですが、間引きの大切さをまざまざと感じることになりました笑。

 

葉が混み合ってしまうと、植物全体の風通しが悪くなってしまいます。風通しの悪さに加え、今回のように「徒長」が起きてしまえば、病害虫が発生しやすく、植物の病害虫への抵抗力も下がり、被害に遭うばかりです。

 

間引きは、二十日大根の可食部位でもある根っこの生育にも大きく関わります。

 

美味しく立派に育てたいのであれば、間引きはこまめに行いましょう

 

間引きのタイミング

初回は、ほぼ全ての種が発芽を終えて一番葉が混み合っている時に行ないます。

 

生育不良の株やすでに病害虫の被害を受けているものを中心に抜き取ります。大きくなるように、株との間を3〜4cm間隔にすることを意識しましょう。ちなみに抜き取った葉は食べられますから、よく洗ってお味噌汁などに加えるのがオススメです笑!

 

その後、本葉が3〜4枚になった時、株が4〜5cm間隔になるように間引きます。

 

このように間引きを繰り返すことが、結果的に美味しく丸々と育った二十日大根の収穫につながります。

 

防虫ネットを用意する

そもそも外部から虫がついてしまうことを防御するのも効果的です。防虫ネットを用意して、苗そのものを守ることも重要

 

(↑)こんな感じですね。

 

近所のおばあさまはこの防虫ネットを手作りされていました。実はこの方、「虫が除けられて、かつ植物の生育に激しく影響しないから」と我が家の二十日大根にビニール袋をかけてくださいました(ありがとうございました!)

 

また今回我が家の二十日大根が受けた被害はアオムシ被害ですが、ハエのような一部の害虫には、黄色粘着シートという手もあります。

 

 

これはハエやアブラムシなどの虫が「黄色を好む」という特性を活かし、黄色の粘着シートに呼び寄せて捕え、植物の被害を防止できるというアイテムです。

 

敵の特性を活かした防虫アイテムも多いので、除虫剤を使わなくても対策は十分可能なのです。

 

コンパニオンプランツで防除

また「ミント」を近くに植えることで、二十日大根につきやすいと言われているアブラムシを除けることができます。

 

ミントはコンパニオンプランツとしてはとても有名で、私達にとって心地いい香りが、虫にとっては悪臭のように感じるとのこと。確かに夏場に使う虫よけスプレーもメントールの香りが強いですよね。

 

コンパニオンプランツをうまく利用すれば、無農薬・無化学肥料に挑戦しつつ、病害虫の被害を避けやすくなります。ミントは汎用性が高いので、”人間”にとっては一石二鳥ですね!

 

放置は良くないと学びました笑

ずぼらな栽培方法で、今まで沢山の野菜に挑戦してきましたが、完全放置は良くないということを身をもって学びました笑。間引きをしなかった結果、葉ばかりが大きくなりメインである根の部分が一切成長していなかったのが、私にとっては衝撃的でした・・・笑。

 

でも今は、二十日大根が虫に食われたことで、間引きやこまめな世話の重要性を知れて良かったと思っています。「失敗は成功のもと」です!

 

おまけ

ゆるゆるとしたプチ農業(キッチン&ベランダ菜園)のコミックエッセイなんですが、失敗談も描かれているのでとても読みやすかったです。

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