コンパニオンプランツとは!?野菜がもっと元気に育つ、野菜の組み合わせ

はじめに

家庭菜園初心者の私は、初めて直植(プランターではなく直接地面に植えること)をした際に、植える野菜の相性全く考えませんでした

そもそも野菜に相性があることも分かっておらず、トマトとナスを隣同士に植えた結果、「ナスは問題なく収穫できるのに、トマトはヒョロヒョロで実がならない・・・」という事態になりました。

この失敗から、野菜にも相性があり、相性が悪いと栄養の取り合いになったり、両方とも収穫できなかったりと問題が起こることを学んだのです

 

さて、ここで一つの疑問が。

「相性というなら、もしかして相性が良い野菜もあるのでは?」

 

実はこれ、あるのです!

家庭菜園のベテランさんは知っていて当然なのかもしれませんが、私にとっては魔法のような画期的なもの。今回はその方法について紹介していきます!

 

コンパニオンプランツって?

コンパニオンプランツとは農学において、

隣同士またはすぐ近くで栽培することにより、お互いの成長に良い影響を与え共栄しあえる2種以上の植物の組み合わせ、またはそれらの植物のこと

を指します。

具体的に言うと

  • 栄養や日光、水分など、成長に必要なものを奪いあわない
  • 病気や害虫を防ぐ

など、お互いにとってプラスになる組み合わせのことを言います。

 

「野菜の相性」って、数が多いしなんだか難しそう

「野菜の数だけ相性があるならものすごい数になりそう・・・」「覚えきれなそう」などと心配になりますよね。

でも実は、植物を分類している「○○科」としてみると性質が似ているもの同士なので、大まかに覚えておけばOKなのです!

例えば先ほどの私の失敗例に出てくるトマトとナスは同じ「ナス科」です。同じ科同士だと欲しい栄養が似通っているので喧嘩になりがち。ですので、同じ分類のもの同士を植えたい時には注意が必要ということです。

 

ナス科のコンパニオンプランツは?

「ナス科」の主なコンパニオンプランツは「ネギ科」です。ネギ科というと長ネギが思い浮かびますが、他にも玉ねぎやニラ、にんにくもその分類に入ります。

ネギ科植物の根には病原菌を抑える「拮抗菌」あり、これが「青枯病」などのなどの病気を予防してくれます。「青枯病」はナス科の植物が特に感染しやすく、感染すると急速に枯れてしまう深刻な病気なので、かなり嬉しい効果ですよね!

他にも枝豆などの「マメ科」は、根に根粒菌という土を肥やして野菜を豊作にしてくれる菌がありますので、一緒に育てる事でより良い野菜の収穫が期待できます。

 

コンパニオンプランツの草花たち

植物と言えば野菜だけではなく花も含まれます。野菜と植える事で良い影響をもたらしてくれるお花も活用してみませんか?

カモミール

 主に春の温かい時期に咲く可愛らしいカモミールはハーブティが有名ですよね。カモミールをキャベツなどの葉野菜と植えることで、アブラムシがカモミールに引き寄せられるので、葉野菜を守ることができます

また、野菜自体の糖度が増すとも言われています。

マリーゴールド

マリーゴールドには花や根っこに独特の臭いがあり、これが土中で植物の栄養を奪う「線虫(センチュウ)」を減らしてくれます

また、連作障害を防ぐ働きがあるので、ナス科の野菜には特に強い味方です。

ペパーミント

飴やガムでも有名な「メントール」が含まれるペパーミントは、その特有の香りが苦手なアブラムシや毛虫、線虫を寄せ付けません。ミントティー目当てで我が家でも栽培していますが、確かに虫は寄ってきていません。

ただ、ミント自体の生命力がとても強く、どんどん横に伸びて育っていきます。ですので、野菜と植える時には小まめなケアが必要です。

まとめ

共に植えることでお互い共存して成長に良い効果をもたらすコンパニオンプランツは、良きライバルのような親友のような、そんな印象を受けますね。

相性の良い野菜同士を共に育てる事で全体の収穫も豊作になりますし、場合によっては害虫駆除などの手間が省けて楽が出来るという、思わぬ嬉しさもあります。

野菜同士ではなく、同じく相性の良い花やハーブを植えると見た目にも華やかになるので、「ガーデニングも好き」という方にもおすすめですよ。

色々と良い相性の植物を試して、より美味しい野菜を作りましょう!

 

 

<ライター紹介>

suzumushi23

絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。
仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。

スポンサーリンク

Follow me!