畑を掘り起こす・耕す用具の正しい選び方と使い方
野菜づくりがお休みの冬の間に、畑を掘り起こす・耕す用具を正しく選んだり使ったりして、畑の土を改良してみませんか。
目次
畑を掘り起こす・耕す用具選びの4つのポイント
畑を掘り起こしたり、耕したりする基本的な用具には、クワやスコップがあります。
これらの用具を選ぶ際は
- 使いやすい
- 長く使っても疲れにくい
- それぞれの作業に適したもの
- 作業が苦にならないもの
この4つのポイントをもとに選びましょう!
畑掘り起こす・耕す用具の種類と用途
クワ
クワは、畑を起こしたり耕したりすために不可欠な用具です。
地域によって土質が異なるのでクワは、その地域の土に合ったものが生産されています。
一般的なものは、ホームセンターなどで市販されている「関東型」と呼ばれるクワ。関東の畑の土質は比較的軽いので、柄と刃が長く、立ったままの姿勢で使いやすいタイプが普及してきました。
一方、畑の土質が重い九州では、クワの柄が短く、刃がカーブしていて、かがみこむと力が入るタイプのクワが普及してきました。
マタグワ
マタグワは、しばらく野菜作りをしていなかった休耕地や未開地の土を最初に掘り起こす際に使うクワです。
その特徴は、
- 幅が2㎝位の刃が3~4本位ついている
- 土に深く食い込むことができる構造
となっています。一般的な畑作業には1本あると便利ですよ。
パチグワ
追肥をする際に使用するクワです。株の周辺を掘ったりする作業で使います。
特徴は以下の通りです。
- クワの刃の幅が約5㎝位
- 一般的なクワと比べて刃の幅が小さい
スコップ
野菜づくりをしばらくしていなかった畑や未耕地を掘り起こす際、最初に必要な用具です。穴を掘ったり、土をまぜたりする際に使われます。
刃の幅が30㎝位のものが標準的ですが、野菜づくりの際にはこの標準的なサイズでOKです。
レーキ
土を掘り起こした後に、土を平らにならす用具です。
細い刃が沢山ついていて、種を蒔いたり株を植え付けたりする際の目印としての線引きにも使えます。
便利なガーデニングセットにも注目!
掘り起こす・耕す用具に不可欠なクワの正しい選び方と使い方
野菜づくりをするためには、土づくりが重要です。
その際に最も必要となる用具がクワで、土を掘り起こしたり耕したりする際に使われます。このクワが上手に使いこなせると、野菜づくりの楽しさも広がるので、クワの正しい選び方と使い方をご紹介します。
正しい選び方のポイント
- 土の状態や実際に育てる野菜の種類に適したものを選ぶ
- 必ず手に取ってから購入する
- 重さ、長さを確認する
- 柄を持って実際に耕す格好をしてみる
- 使いやすいタイプを選ぶ
- 半永久的に使うことができるので、しっかりしとした上質のものを選ぶ
初心者向きは一般的に「平クワ」と「備中クワ」です。
また収納しやすさも考慮すると良いでしょう。
正しい使い方(右利きの場合)
柄の長さが、クワの刃が土を耕しやすい角度になるものを使いましょう。
使う際は、
- 肩幅と同じ幅で足を開く
- つま先は必ず前に向ける
- 右手は殆どつかわないで添える程度
- 使用中は、クワの刃先から目線を外さない
を意識すると、使いやすいですよ!
特にクワの刃先は意外と鋭いので「刃先から目線を外さない」は安全な利用のためにも意識してください。
手入れの仕方
クワは、特に刃と柄に負担がかかるので、ある程度使ったら手入れが必要です。
刃先がさびたり鈍ってきたら購入店に相談し、柄とクサビを交換するか買い替えを考えましょう。
まとめ
野菜づくりの用具は最初から全部を揃えようとする必要はありません。少しずつ選んだり使ったりして、自分が使いやすい道具を揃えていきましょう。
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。