3月は野菜づくりに最適な時期!3月から始める野菜づくり
3月は野菜づくりを始めるのに適したシーズンです。育てやすい野菜の品種や注意点を紹介していきます!
目次
育てやすい品種の選び方
”栽培しやすい”野菜を選ぼう
当たり前に思われるかもしれませんが、やはり栽培管理が簡単な”栽培しやすい”野菜を選ぶのがポイントです。
栽培が難しい野菜に挑戦するのも楽しいですが、やはり収穫を最終目標にしている人が多いかと思います。育てやすく、確かな収穫が望める品種を選びましょう。
手に入れやすい野菜を選ぼう
また手に入れやすさも大事!種や生育の良い苗が簡単に手に入る品種を選びましょう。
もちろん野菜づくりに何度もトライしているのであれば、マイナーな野菜を育てるのもありですよ!!!存分に野菜づくりを楽しみましょう。
育てやすい品種8選
ホウレンソウ
ホウレンソウは生育よく育つ野菜なのでおすすめです。ただ、春に種をまいたホウレンソウは花芽ができ、すぐに蕾ができてしまうことがあります。花が咲いてしまうと収穫できなくなってしまうので、トウ立ち※が遅い品種をえらびましょう。
※トウとは花を咲かせる茎のことを指します。トウ立ちとは「花を咲かすための花芽のついた花茎が伸びてきた状態」を指します。トウが立つと収穫できなくなってしまうので、トウ立ちが遅い品種を選んだほうが長く収穫を楽しめますよ。
コカブ
春まきの品種は、タネまきをしてから約50日位で収穫が可能です。
コカブは同じ場所で何度も繰り返し栽培するとうまく生育できなくなってしまう野菜です。何年も繰り返し育てたい場合には、1年ごとに植える場所を変えるなど、連作障害が出ないように工夫しましょう。
ミズナ
春まきの品種は、約50日前後で葉が30㎝位に成長して収穫ができます。炒め物や漬物、サラダなど、料理で使う機会が多い野菜です。
チンゲン菜
タネまきをしてから50日位で収穫でき、丈夫で育てやすい野菜です。
春まきのチンゲン菜は、トウ立ちしやすいので、葉の部分が硬くなりやすいので注意しましょう。
コマツナ
コマツナはタネまきをしてから30日位で収穫できます。
ただ害虫被害に遭いやすいので、防虫ネットを被せたり、薬剤などを散布してあらかじめ予防するなど注意しましょう。
大根
春まきにおすすめの品種はトウ立ちが遅い「おはる」や「おしん」です。
ピーマン
病害虫や暑さにも比較的強いので育てやすい野菜です。しかし連作すると土壌病害が発生する品種です。ピーマンを続けて育てたい場合には、植える場所に注意しましょう。
ミニトマト
トマトより実が小さいく病気にも強いので、育てやすいです。陽当たりの良い場所に植えると生育が良く、初秋頃まで収穫を楽しむことができます。
<3月から始めるタネまき>
<タネまきの注意ポイント>
➀寒の戻りに注意しましょう。
②彼岸頃や桜の花が咲く頃が、初心者にはおすすめです。
③晴天で陽射しが強く風の強い日は、タネが飛んだり、苗がしおれたり、傷んだり、茎が折れてしまうことがあるので、風のない曇りの日にタネまきをしましょう。
3月に種まきしてみよう
3月の種まきにおすすめの野菜
3月の種まきにおすすめの野菜は
- レタス類
- 葉物類
の野菜が挙げられます。
レタス類でおすすめなのは、
- サニーレタス
- ミックスレタス
- サンチュなど
です。
またレタス類はコンパニオンプランツとしても役立ちます。コンパニオンプランツとは、互いの成長を促進する植物の組み合わせや植物のこと。他の野菜をつくるとき、他の野菜の生育促進に役立ったり、害虫を寄り付かないようにしてくれたりと色々役立ちます!
葉物類でおすすめなのは、
- 小松菜
- ルッコラ
- チンゲン菜など
が挙げられます。春に育てやすい野菜の代表格ではありますが、害虫被害に遭いやすいという特徴があります。防虫ネットをかぶせるなど、対策を!
3月の種まき、時期別のポイント
時期別のポイントとしてざっくり説明すると以下のようになります。
- 3月上旬:土づくり
- 3月中旬:レタス類、葉物野菜の種まき
- 3月下旬:豆類や人参などの種まき
3月上旬は種をまく前に土づくりをしましょう!
3月の種まきにおすすめの野菜として紹介したレタス類や葉物野菜の種まきは3月中旬からはじめます。
また先述では紹介しませんでしたが、豆類も3月の種まきにおすすめの野菜です。
ただし豆類には注意点があります。畑に直に種をまこうとすると、鳥に食べられてしまう可能性があります。育苗ポットに種をまき、苗を育ててから畑に植えることがおすすめです。また発芽する前後に気温が下がると新芽が腐ってしまうことがあります。種まきのタイミングをはかるのであれば、桜の開花が始まった頃がおすすめです。
3月の種まき、直にまく?苗を育てる?
畑に直に種をまいて育てる野菜(直播栽培)と苗を植え付けて育てる野菜(移植栽培)があります。
野菜によって栽培方法で育てやすさが格段に変わるので、どの野菜にどの育て方が適しているか理解しておくことをおすすめします。
直播栽培では、畑に直接タネをまき野菜を育てます。そのため、畑に直にまいても強く育つ野菜がおすすめです。寒さに強いホウレンソウや小松菜など。桜の開花が始まれば、チンゲン菜、枝豆、シュンギクなどもおすすめです。
移植栽培では、育てた苗を畑に植えつけます。レタス、キャベツ、ブロッコリー、サニーレタスなどは移植栽培がおすすめです。遅霜の心配がなくなった頃なら、トマト、ナス、キュウリなど、夏の定番野菜も植付けられるようになりますよ。
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。