「大葉」の育て方のコツ。食卓に貢献してくれるハーブを育てよう!

大葉や紫蘇と聞くと野菜の要素が強いように感じますが、大葉も立派なハーブの一種です。

確かに独特の香りがあるところはハーブの仲間と言っても不自然ではありませんよね。そんな大葉は他のハーブと比べて料理の際に登場する機会も多く、スーパーの野菜売り場でも良く見かけるのが特徴的です(ミントやローズマリーはあまり売ってないですよね)。

「ハーブをオシャレに栽培♪」というよりは「食材」という印象が強い大葉ですが、家庭に1株あると有効活用できてオススメですよ!

 

大葉の基本情報

原産地は中国やミャンマーですが、日本でも古くから栽培されてきており、代表的な和声ハーブの一種です。よく「青ジソ」とも呼ばれますが、赤いものと緑色のものがあり、主に緑色の方を大葉や青シソと呼びます。

シソ科シソ属のハーブで一年草ですが、毎年続けて育てている人が多いようですね。

主にうどんやそば等、和食の薬味やお刺身に添える活用法が一般的ですが、パスタのアクセントやチーズを包んでの食べ方など、洋風な使い方も定番になってきました。

大葉はビタミン・ミネラルが豊富。また、独特の香りのもととなる精油に強い防腐作用と殺菌作用があることがわかっています。生の食べ物とは特に相性が良く重宝しますよ。

 

大葉の育て方

スーパーでも比較的手に入りやすいハーブですが、欲しいときに欲しい枚数だけ収穫できたほうが新鮮な葉を食べられますし、何より便利ですよね。

大葉は育てる際に手間のかからないハーブなので、地植えでもプランターでも栽培可能です。種まきは4月~6月が良いとされますが、家庭菜園初心者や簡単に栽培をスタートしたい方は苗から育てた方が作業しやすいです。苗からの場合には5月頃に植え付けましょう。

また、次の事に注意するようにするだけで安定した収穫が見込めますよ

日当たり

野菜は日当たりが大切!・・・と思いますが、大葉に関しては日当たりが良すぎるとどんどん成長してしまいます。成長しすぎた葉っぱは固くて風味も落ちるので、むしろ日陰に植えたり、プランター栽培にして日光を浴びる時間を減らしたりする工夫が必要です。

肥料

大葉はハーブの一種で基本的には自分自身で勝手に育つので肥料をやる必要はありません。ただし「なかなか育たない」「成長しないなぁ」など、思うように育たない時には少し追肥してみると効果的ですよ

摘心

摘心は、植物の成長の為にあえて伸びている芽の先端を切るお手入れ作業です

摘心しないで成長を続けるとたくさんの芽のすべてに栄養がいってしまい、全体の成長が遅れて美味しい葉っぱの収穫が出来なくなりますので、勿体ないと思っても何回か行いましょう。摘心することで残った芽に充分な栄養が行きわたるのと同時に、通気性もアップしますので植物の健康維持や病害虫の予防にもなりますよ。

間引き

間引きは必ずやる作業でもないのですが、種から育てた場合には必要になるかも知れません。例えば思ったよりも発芽がよくて全体的に密集して成長してしまった場合には、発芽している芽の中から間隔と育ちの良し悪しを考えて芽を摘みます。

こちらも勿体ないと感じるかも知れませんが美味しい大葉の収穫のために行ったほうが良い作業です。

 

まとめ

我が家でも大葉は庭の家庭菜園の日陰部分で育てていますが、「今日はソーメンにするか」「パスタ用に1、2枚で良いからほしいな」という時に、丁度良い量を収穫できるのが栽培のメリットとなっています

スーパーに買いに走っても良いのですが、1、2枚で良いのに何十枚もセットになっていると使い残す可能性が高いので、家で育てた方が経済的にも良いと痛感しています。

ハーブの要素は薄いかもしれませんが、栽培の手間もほとんどかからない植物なので、1本でも植えておくと収穫期には大いに役に立ちますよ!

 

<ライター紹介>

suzumushi23

絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。

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