野菜づくりを本格的に学びたいなら!シェア畑アカデミアってなに?!
目次
本格的な農業指導が受けられる?!
「小規模の区画を借りて、野菜づくりを体験できる」
そんなサービスを提供している【シェア畑】というレンタル農園サービス。サービス開始から5年が経ち、利用者は1万人を突破しており、農業がより身近に感じられるこのサービスの発展を感じます。
そんな【シェア畑】で新しい取り組みとして始まったのが『シェア畑アカデミア』。
農業に関する知識や技術を教室で行なわれる講義と畑で学ぶことができる、新しいスタイルの”農業学校”と言えます。月1回の学びで、農業についてぐんぐん学ぶことができる『シェア畑アカデミア』について、ご紹介していきます。
シェア畑アカデミアについて
レンタル農園である【シェア畑】でも、常駐している農業経験スタッフの手厚いサポートによって、農業のノウハウを学ぶことはできます。
でももしあなたが「本格的に農業参入したい、もっと農業に触れたい」と感じているのであれば、『シェア畑アカデミア』に参加して”学び”を深めていくことをオススメします。
シェア畑アカデミアの概要
【シェア畑】は元々「有機質肥料・無農薬野菜」を掲げ、化学農薬は一切使わないのが特長です。有機質肥料といった自然由来のものだけで育て上げることが特長であり魅力のひとつです。
『シェア畑アカデミア』では座学と畑での実践カリキュラムによって、この「有機栽培」におけるノウハウを学ぶことができます。有機野菜を育てるうえで、その基盤となる土壌環境から学ぶことができ、有機野菜づくりの”本質”を知ることができるのです。
有機野菜づくりで必要な栽培知識と技能を、座学と実践のカリキュラムを受講することで身につけることができます。 その知識と技能は有機野菜づくりの本質を捉えたものであり、「なぜそのお世話をするのか」の原理原則をきちんと学ぶため、 どのような環境や土壌においても自らの頭で考え、応用させることができるようになります。
引用元:シェア畑アカデミアとは
学べること
『シェア畑アカデミア』は、実際に畑に出て実践することもありますが、座学によって有機野菜づくりに関する知識を蓄積していくこともできます。
例えば知識面で学べることと言えば、
- 野菜についての知識
- 土壌についての知識
- 病害虫に関する知識
が挙げられます。
”野菜”といっても、当たり前ではありますが、野菜の種類によって育て方は異なります。野菜の特長を知ることでその栽培方法がなぜ有効なのか、を学ぶことができます。
土壌や病害虫においても、「なぜ土のpHが重要なのか」「最小限に病害虫を抑えるためにはどうすべきか」を知ることで、野菜の健やかな生長につなげることができます。
野菜づくりの基礎を学ぶことで、応用力を身につけることができます。ただ畑で手を動かすだけでなく、頭で考えながら実践するには、やはり基礎である”知識”が重要になってくるのです。
また実践面では
- 作付け計画について
- 生育管理について
- 施肥設計について
と本格的な野菜づくりに特化した、いわゆる”計画的な部分”を学ぶことができます。
野菜の生育管理などは、やはり生長過程で生じる生理的な現象を、その目で見ないことには理解が深まりません。そのため畑に出て、実際に作物に触れながら学ぶことで「なぜこのような現象が起きているのか」を理解することができます。
学べる講座は3種類
学びの場として提供されている『シェア畑アカデミア』ですが、講座のコースは3種類用意されているので、野菜づくりへ向き合う情熱度合いでしっかり選ぶことができて安心です笑。
コースは、
- ライト〜食べるコース〜
- スタンダード〜学べるコース〜
- プレミアム〜極めるコース〜
となっており、それぞれ学ぶ期間やコマ数に違いがあります。プレミアムになると毎週開講されますので、それだけ濃密に”農業”と向き合うことができます!
2017年10月現在は講座開講スケジュールと定員数の都合上、ライトコースとプレミアムコースは受付を終了していますが、興味のある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
気になる受講料は
気になるのはやはり受講料です。
レンタル農園である【シェア畑】とは違い、本格的な学びの場となっているため、受講料はどうしても数十万円〜かかってしまいます。ただその分、”学び”として農業の知識を手に入れることができるので、気になる方はまず資料請求することをおすすめします。
料金(入会金/受講料)
- ライト ・・・税抜20,000円/税抜140,000円
- スタンダード・・・税抜20,000円/税抜250,000円
- プレミアム ・・・税抜20,000円/税抜400,000円
カリキュラムに心躍る?!
ちなみに学びの場ですから、用意されているカリキュラムが大学の講義のようにしっかりしていて、学びたい身としては心躍る内容となっています笑。
「栽培技術の基本」という座学の他、「葉菜類の栽培技術」「根菜類の栽培技術」と野菜別の栽培技術を学び、かつ実習講義では「糖度測定実習」や「土壌の分析実習」も用意されていて、基礎→応用への学びの体制がしっかり組まれているな・・・という印象がありました。
もちろんこれらの内容を、書物などを用いて独学で学ぶこともできますが、農業を経験した人から直に教わり、実際に野菜栽培を行いながら学ぶほうが、理解を深めることができるでしょう。
シェア畑から始めてみたい人へ
とはいえ、まずは野菜づくりを体験したいという人には、ぜひ【シェア畑】を見学することをおすすめします。
全国70カ所に畑のある【シェア畑】を一度見学し、その雰囲気を感じてから決めるのが良いと思います。
【シェア畑】で育てているうちに、『シェア畑アカデミア』で本格的に学んでみたいな・・・と思った人には特典があります。
借りていた【シェア畑】のエリアから転園することができ(スタンダード、プレミアムコースに限り)、その際借りていた区画の「未利用金額」は返金されます。
「野菜づくりを体験するのではなく学びたい!」という人にはもってこいの”農業学校”をご紹介しました!
参考文献:シェア畑アカデミア
<ライター紹介>
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いつか自給自足生活を送ってみたいライター。ただし生粋のズボラなため、家庭菜園にまず「ラクさ」を求める。失敗は成功のもとなので、失敗してもあまり気にしない。育てるのが好きな野菜はハーブ、ピーマン、ナス。たくさん収穫できて、比較的虫がつきにくいから。