【家庭菜園体験談】我が家のハーブ栽培日記~ブラックペパーミント編~
初心者にも育てやすいハーブ系の栽培を思い立って間もなくの頃、友人からアップルミントを譲ってもらった際に、アップルミント数本に交じって、一本だけ明らかに小ぶりで葉っぱの形が違うものが入っていました。
「ん?雑草が混じってる?」と失礼にも思ってしまいましたが、友人に確認すると、「それもミントだよ!」とのこと。
調べてみるとブラックペパーミントという品種のよう。
シュッとしていてやや黒みがかった濃い緑色の葉っぱを持つブラックペパーミントもまた、色々と栽培するメリットがあるようです!
ブラックペパーミントの基本情報
科名:シソ科
属名:ハッカ属
のブラックペパーミントは寒さに強く多年草なので長期間楽しむことができます。
別名を西洋薄荷(セイヨウハッカ)とも言い、よくお店のアイスクリームやドリンクにオシャレに添えられているのも大抵こちらのミントです。同種同士でも積極的に交雑することで第三の品種ができやすいミントは、現在分かっているだけでもかなりの品種がありますよね。
ブラックペパーミントも「スペアミント」と「ウォーターミント」からできた新たな品種で、葉や茎が黒っぽいのが特徴です(とはいえ、パッとみて「雑草?」と思ってしまった私ですが・・・)。
ミントなのでやはり香りは清涼感があり、ガムのメンソールのようで気分がさっぱりします。さらにコンパニオンプランツとして防虫や殺菌効果が高く、アリやハエも寄せ付けないので、地下茎の成長に注意しながら野菜の近くに植えておきたいハーブです。
ブラックペパーミントの育て方(注意点)
ブラックペパーミントは寒さに強い反面、乾燥にはやや弱いです。
繁殖力が強いので特別な土壌や肥料は必要ありませんが、乾燥しがちな場所や季節には、土表面の乾燥具合を見ながらの水やりも必要です。
交雑しやすいので注意!
また冒頭でも紹介したようにミント同士で交わって新種ができやすいです。
他のミントを育てている場合は、
- 別の場所で育てる
- プランター栽培にする
方法が無難です。
交雑した結果、特徴的な香りを受け継がない、ただの草のような植物が出来てしまう可能性がありますので注意してくださいね。
ちなみに我が家のブラックペパーミントの場合ですが、他のミントほど目に見えてどんどん増えません。ハーブ栽培の雑誌を読むと、「ミントは地下茎からさらに根を増やし、横に広がる」と記載があるのですが、どちらかというと決まった範囲内から上へ伸びていく感じなのであまり場所をとっていません。我が家でも最初10センチほどのミニミントから成長し、現在40センチほどになっていて、倒れそうになったので支柱をつけたほどです。
ものによっては70~80センチまで成長するものもあるとかで、そうすると害虫などの外敵を寄せ付けないちょっとした城のようになりそうでワクワクします!
いいこといっぱい!ペパーミントティー
増えすぎてしまったブラックペパーミントは、葉っぱを収穫して乾燥させればペパーミントティーとして活躍します。
効能も多くあり、整腸剤替わりとして胃や腸の調子をよくしてくれますし、鎮痛剤替わりとしての効果もあるので、頭痛や生理痛で辛いけど薬を飲みたくない・・・という場合にも有効です。
そしてやはり強いメンソール効果がある口臭予防には最適です。例えば友人との楽しいランチやおやつのあとに飲むことで、口臭を気にせず済むので会話も弾みますよ!
まとめ
清涼感があり、スッキリするイメージのブラックペパーミントですが、秋口には小さな花を咲かせることもあり、可愛らしもあるハーブです。玄関先や室内栽培でも見た目が良いので人気が高まっていますし、防虫効果やハーブティーにした際の様々な効能も魅力的ですよね。
栽培に関する手間もほとんどありませんので、気になった方は是非ともブラックペパーミントを育ててみてくださいね!
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<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。
仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。