冬の家庭菜園の楽しみ方。春に向けて家庭菜園の準備をしよう!
一般的に、冬は寒いし乾燥するしで家庭菜園には厳しい時期です。農家さんでは冬だからこその野菜を育てていることもありますが、霜や雪から野菜を守るためにビニールハウス内での作業や藁を敷く作業が必須で、春~秋の作業に比べて手間暇も増えますね。
そんな冬の時期、思い切って野菜作りは一旦お休みして、春に向けての準備期間にあてるのはいかがでしょうか?春からの家庭菜園シーズンに備えて土づくりや必要なものを準備万端にしておけば、季節の到来がより楽しみになりますよ。
春に向けた家庭菜園の準備1 栽培計画を立てる
プランター栽培なら育てる野菜や植物も自由度が高いですが、畑に地植えの家庭菜園となると心配なのが連作障害です。連作障害の原因は元々の土壌の状態や害虫が原因の場合もありますが野菜の性質も大きい要因です。特に連絡障害が起こりやすいとされる野菜(トマト、ナスなどのナス科野菜やウリ科のキュウリ、ズッキーニ等)も判明していますので、「今年はどこになにを植えたかな?」とよく思い返し、連作障害にやりやすい野菜の連作は避け、今年と違う畑のレイアウトを考えてみましょう。
春に向けた家庭菜園の準備2 土づくりをする
農家さんの広大な農地と違って、庭先やレンタル菜園などの限られたスペースで一年間野菜を作り続けた畑は疲労が激しく、秋の収穫が終わった時点では土壌内の栄養分や微生物が極端に少なくなっていることが多いです。このままの土の状態で春先まで待っていても土の状態は変わりませんので、むしろ冬の時期は畑をしっかり休ませるのと同時に、栄養補給も兼ねて土づくりをしておくと良いでしょう。
土づくりの方法としてはまず畑を掘り起こす感じで良く耕し、そのまま放置しておくだけでも土壌内のシャッフルが行われるので効果的です。
余裕があれば腐葉土や培養土を混ぜておくと、微生物の成長も促せるので春には栄養たっぷりの土壌が出来上がっていますよ。ちなみに我が家のご近所にある農家さんでは冬時期に動物の糞からつくられる栄養土をたっぷりと使用して土づくりをしています。作業開始日は正直なところ臭うのですが・・・春から秋にかけては様々な野菜が豊作になっているので土の力かなと毎年眺めております^^
春に向けた家庭菜園の準備3 作業道具を確認する
家庭菜園で使用する道具って意外と色々ありますよね。スコップ、シャベル、鎌やハサミ、ジョウロなどが必要ですし、培養土、液体肥料、殺虫剤など、栽培する野菜に応じてちょくちょく買い足すものも多いと思います。
昔、100均のシャベルを愛用していたらちょうど1年で壊れてしまったことがあり、「まあもう秋だし。来年買うか」と春先になってようやく買いに走ったら同じ商品が既に販売終了・・・という事態がありました。結局ホームセンターで違う商品を買い直しましたが、100均と言えど手にフィットして使い心地が良いシャベルだったので、「あの時すぐに買っておけばなぁ」と後悔した苦い思い出があります・・・。
それ以外にも春の菜園シーズンになるとホームセンターや100円ショップに買い出しに行っても、道具の欠品は割と多いです。ですので、その年の菜園作業が終わったら使用している道具をよく点検し、使えなそうなものがあったら早めに新しい道具を調達しておくと安心ですよ。
道具ではないのですが、私が殺虫剤代わりに愛用している木酢液(炭作りの時に出る水蒸気を冷却して液体化したもの)も欠品が多いので、ネットショップで在庫があれば毎回買いだめしています。いざという時にちゃんと使えると菜園作業もスムーズですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか。寒い冬は菜園からいったん離れて室内でぬくぬく・・・と思いがちですが、くつろぐ前に土づくりと道具の点検は行っておいた方が春になった時にスムーズに菜園作業を再開できますよ。栽培計画は室内で落ち着いて考えても良いので、まずは冬にできることを片づけてしまいましょう!
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。