【家庭菜園体験談】我が家のハーブ栽培日記~長寿のレモンバーム~
「レモンバーム」というと聞き慣れない方も多いかもしれませんが、ホームセンターに行くと必ずと言っていいほど販売されているハーブです。
ミントやラベンダーの隣にあるとどうしても脇役のようになっていますが・・・それでも他のハーブ同様に育てやすく香りの良いレモンバームは、実は人気上位のハーブだったりします。
我が家の庭にはアップルミントが主役のように茂っているので、レモンバームは現在プランターで栽培中なのですが、可愛いフォルムとは裏腹にぐんぐん育っていて力強さを感じているところです。
今回はそんなレモンバームについて詳しくご紹介します!
レモンバームの基本情報
レモンバームは別名「香水薄荷(こうすいはっか)」や「メリッサ」とも呼ばれるシソ科・多年草のハーブです。
別名の「メリッサ」はギリシャ語で「ミツバチ」を指します。レモンバームはハーブにしては珍しく白い花をつけるのですが、この花にミツバチが集まることから「メリッサ」と呼ばれるようになったそうです。
50~70㎝ほどの高さまで成長し、ギザギザの葉っぱをつけます。繁殖力が非常に強いので、たとえ寒さで葉が枯れたとしても根は力強く生き続け、雪解けと共に成長を再開させます。このタフさから、かつては「人間より長生きする植物」と言われ、現在でも「長寿のハーブ」と呼ばれて親しまれるようになりました。
名前の通り、レモンに似た甘い香りがしますので(酸っぱい臭いはほぼ感じません)、精油としてアロマに活用されることもあります。
我が家では玄関先でプランター栽培をしており、一時期リビングでも育てていたのですが、この香りを嗅いだ飼い猫が「うわ!」という感じで顔を背け、依頼近寄らなくなったので、野外で本格的に栽培すれば猫除けになるのかも知れません。
レモンバームの栽培方法
インターネットや本で調べると事細かに栽培方法を説明されているページもあるのですが・・・忘れてはいけない、レモンバームは可愛くも凄く強い「ハーブ」の一種です。私が実践した栽培方法はと言うと、
- ホームセンターで苗を購入
- 庭の空いているスペースに植える
これだけです。
専門書によると日陰で湿った場所に植えるのが良いとありましたが、適度に日光の当たる場所でも問題なく成長していました。
そもそもレモンバームは寒さ暑さに耐久性があり、荒地でも問題なく育つかなりの強者です。さらに多年草で根っこはもっと元気!という訳で放って置いたらあっという間にワサワサになります!
・・・っと、このように我が家でも実は最初のレモンバームは庭の一角、既に植わっているミントの近くに植えたのです。が、どちらも繁殖力が凄い!ということで、急きょ後から来た余分なレモンバームをたくさんカットして、最小限をプランターに移し替えたのでした。
「長寿のハーブ」の所以
繁殖力、生命力が強いからというのはもちろんですが、レモンバームには様々な精油の成分や天然のβ-カリオフィレンという成分が含まれており、これが人にとっても嬉しい効果をもたらしてくれます。
具体的には
- 鎮静効果(リラックス効果)
- ストレスの緩和
- ホルモンバランス整える
- 腸内環境を整える
- 抗炎症作用(痛みを和らげる)
- 抗菌作用・抗ウイルス作用(体内の毒素無効化)
等々、様々な効能が期待できます。
「腸内環境を整える」や「抗菌作用」などは香りを嗅ぐだけではなく、実際に体内に取り込んだ方が効果的ですので、やはりハーブティーにするのがおすすめです。
まとめ
レモンバームは手がかからず、いつでもどこでも成長してくれるので初心者にもおすすめのハーブです。
あっという間に育つので、レモンバームの様々な効能にあやかりたい場合には、あえて庭でたくさん繁殖させて定期的にハーブティー用の葉っぱを摘み取りましょう。収穫しすぎてしまった場合には、そのまま入浴剤替わりにお風呂に入れたり、乾燥させたものをポプリといて使ったりと用途には困りませんよ!
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。
仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。