野菜栽培はビニール袋でもできる！？野菜の袋栽培に挑戦しよう！

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最近、野菜をビニール袋の中で栽培する方法が注目されています。

袋栽培とは？

ビニール袋を使った野菜の袋栽培では、植木鉢やプランターなどを使わず、丈夫なビニール袋の中に培養土や肥料を入れて栽培する方法です。

袋栽培の魅力を簡潔にまとめると、

容器の費用がかからない
持ち運びがしやすい
どこでも置ける
水やりなどがしやすい
収穫後の後片付けが楽

です。

野菜栽培用の大きな鉢やプランターは価格も高価ですが、袋栽培なら、肥料やお米の空袋を利用して野菜栽培ができるので、容器の費用もかかりません。

また、肥料やお米袋で野菜栽培をすると、持ち運びや移動がしやすいのでベランダや庭の片隅など何処でも置くことができます。水やりなどの管理もしやすいので、収穫後の後片付けも簡単です。

どんな野菜が栽培できる？

さまざまな野菜が栽培できます。ツル性植物を使って緑のカーテンも育てられますよ！

春から育てるのであれば、

トマト
ナス
スイカ
キュウリ
エダマメなど

秋から育てるのであれば、

ブロッコリー
カリフラワー
ホウレンソウ
タマネギ
大根
ニンジンなど

がオススメです！

日陰にもなる緑のカーテン（ゴーヤなど）なら、設置場所も選ばず、どこでも移動できるのでこれまたオススメです。

再利用ができて“ちょっとお得”

袋栽培で収穫が終わった袋と培養土は、2作目の野菜づくりに再利用できるので、“ちょっとお得”です。

以下の手順で再利用してみてください。

収穫後、移植ゴテを使って残っている根を取り除く
袋の中の培養土をよくかき混ぜる
袋の中に水をたっぷりと入れ、口を紐でふさぐ
陽当たりの良い場所に転がしておく

陽当たりの良い場所に転がし、培養土を消毒します（リセットするイメージです）。この手順を行なった後、土を再利用して、2作目の野菜づくりに取り組みましょう！

袋栽培に挑戦！

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袋栽培に必要なもの

袋栽培に必要なものは、

ビニール袋
（丈夫な使用済みの肥料袋やお米袋など）
野菜の種・苗
培養土
（育てる野菜に適したもの）
肥料
（苦土石灰、油かす、化成肥料、有機肥料など）
道具
（ハサミやくぎ、鉢穴ネット、移植ゴテ、水やり用ジョーロなど）

です。

袋栽培の準備

用意したビニール袋の底の両端とその間に穴を開ける
空けた穴を鉢穴用ネットや寒冷紗などでふさぐ
広葉樹などの落ち葉を5cmくらい袋に入れる
培養土を入れる

ビニール袋はポリエチレン製のため、排水性と通気性が良くありません。排水性と通気性をよくするために、底側の両端と間に穴を空けます。両端は、ハサミやクギなどを使って2～3㎝位斜めに切ります。切った間の底部には直径1～2㎝位の穴を複数作りましょう。

穴を空けたことで排水性と通気性はよくなりますが、そのまま使用すると中に入れた培養土が外に漏れ出てしまいます。培養土が出ないよう、鉢穴用ネットや寒冷紗などで穴をふさぎます。

袋の底に落ち葉を敷いておくと、穴をふさいだネットから培養土が流れ出ないだけでなく、落ち葉の層にすき間ができるので、空気がよく通り、根の生育が良くなります。

培養土は、通気性、保水性、排水性が良いものを選びましょう。また、軽い培養土を使うと袋の移動がラクになります。

袋栽培の手順

種や苗を準備する
土の入った袋を設置する
苗を植え付ける

まずは育てたい野菜の種や苗を購入しましょう。

種から育てる場合は、種を育苗ポットなどにまき、苗に育ててから植え付けてください。ただし、大根や人参などの根菜野菜は、袋に直まきすることをオススメします。直まきしたほうが、根が傷みません。

袋を設置する際には、風通しを良くするために直接地面に置かず、スノコなどを下に敷いた場所に置きましょう。

苗の植え付ける際は、前もって袋の培養土に水やりをして、植え穴にもたっぷりと水をかけてから植え付けをしましょう。この方法で行うと、根の活着が良くなります。植え付け後、ビニール袋の口の部分は、少し外側に折り込んでおきましょう。

あとは、陽当たり、風通し、水はけが良い場所に置いて育てるだけです！

あらかじめ、種と袋がセットになったものもあります。

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野菜の袋栽培ビックリするほどよくできる /農山漁村文化協会/増田繁

ビニール袋でも野菜は育てられます。野菜づくりを手軽に始めてみてくださいね！

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