虫が付きにくい野菜で家庭菜園を楽しもう!虫がつきやすい野菜への対策も紹介
家庭菜園というと作業が多いイメージがあると思いますが、その中でも特に懸念するのが「害虫対策」ではないでしょうか?アブラムシは一度ついてしまうと除去が非常に大変ですし、それ以前の害虫対策やこまめな様子見も、結構な時間と手間がかかってしまいます。
そこで今回紹介するのは虫が付きにくい野菜!
そもそも虫がつきにくいのならこれらの手間暇はかからないので、結果的に時短で楽な家庭菜園を楽しむことができるのです!
虫が付きにくいおすすめ野菜
ここでは虫に強い野菜を紹介します!
もちろん、ただ虫に強いだけで手間暇がかかっては「楽な家庭菜園」とは言えませんので、育てやすくて初心者向けの野菜を中心に紹介していきますね。
ニラ
害虫はニラの独特な強い臭いを嫌います。
さらにニラの根っこは土壌被害を抑える効果がある微生物と共生していますので、周辺の植物の病気や害虫対策にも非常に有効なのです。
ニラは宿根野菜(冬の間は地上に出ている部分が一時的に枯れて冬眠し、春になると成長を再開する野菜です)ですので、一度植えれば数年間は収穫が見込めます。普段の水やりも地植えなら雨任せでする必要なしと、かなり楽ができる素敵な野菜です。
ニンニク
ニンニクもニラと同様、害虫が嫌う強い臭いを放ちます。害虫被害というのはほぼ聞いたことがありません。さらにこちらも病害虫を抑える微生物と共生している為、他の野菜たちにもありがたい存在ですよ。
ニンニクは料理に使う機会が多いですがスーパーで買うとなるとそれなりにお値段が高いので、自宅で収穫できるなら家計も大助かりです!ウリ科植物のように連作障害が起きにくいのも利点と言えますので、「畑でニンニクはこの場所!」と、定位置を作ることも可能です。
春菊
鍋やお浸しにもピッタリな春菊は、意外にも手抜きで育てられてしまう野菜です。虫が付きにくいのはもちろん、水やりもプランターなら表面の土が乾いてからあげればOKですし、地植えなら雨任せで手間いらずです。
春菊はキク科なのですが、一般的にキク科の植物は虫が付きにくいという特徴があります。春菊以外のキク科野菜(レタス、ベビーリーフ、ゴボウ、プチトマト、キュウリなど)も同様に虫が付きにくいので育てやすいと言えます。
ただ春菊の場合は霜に弱いので、寒い時期は霜対策が必要です。
虫が付きやすい野菜を育てたい場合
逆に虫が付きやすい野菜というと、アオムシやアブラムシが付いている葉野菜を思い浮かべやすいと思います。そのイメージ通り、アブラナ科に属する野菜であるキャベツ、大根、カブ、ブロッコリー、カリフラワーなどは虫が好むので注意が必要です。
せっかく育てた野菜を虫に食べられてしまったらショックですし、虫の姿を直接見るのも苦手な方にはストレスですよね。でもアブラナ科の野菜って美味しくて料理に使いやすいものが多いので、せっかくなら育てたいのになあと残念になってします。
そんな時には、虫が付く前に収穫してしまうのも一つの手です。
例えば植え付け~収穫の期間が短いものを育てることで、虫に感知される前に収穫してしまう方法です。キク科の中でもブロッコリースプラウトや20日大根ならすぐに収穫できます。
小ぶりなのでプランター栽培にして日中以外は室内に取り込んでしまうこともできますので安心ですよ!
また、先ほど紹介したニラやニンニクを傍に植えることで効率的に虫よけ対策することも可能です。
まとめ
虫が付くのは野菜が美味しい証拠、新鮮な証と言いますが、虫嫌いの方も多いですし対策も一苦労です。一般的に害虫対策というと定期的に除草剤をまいたり防虫ネットなどを用意して防御したりと結構な手間がかかりますよね。
虫が付きにくい野菜を進んで育てるのは基本ですが、コンパニオンプランツを利用したり収穫時期の短い品種を選択して育てたりと、工夫次第で虫に悩まない家庭菜園を実現できますよ!
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。