野菜栽培カレンダーをExcel(エクセル)でつくってみよう!手順を紹介
「野菜づくりははじめて」という人の中には、
- いつ頃種まきしたらいいの?
- いつ頃苗を植えればいいの?
- いつ、どのくらい、収穫できるの?
など、わからないことがたくさんあるかと思います。
そんな人にオススメなのが、Excel(以下エクセル)で作成する野菜栽培カレンダー!
エクセルを使い、月別のタネまきや苗の植付け、収穫時期などを表にまとめ、「いつ」「何」をすべきかがわかりやすく可視化された野菜栽培カレンダーをつくりましょう。
目次
野菜栽培カレンダーをエクセルでつくろう!
野菜栽培カレンダーをエクセルでつくる主な手順には、3つのステップがあります。
①育てたい野菜のリストアップ
- 興味がある野菜
- 育ててみたい野菜
をリストアップします。
自分で“育てられる野菜”がどうかについては後で調整できますから、まずは興味があるもの、育ててみたいものを中心にリストアップしましょう。
②作りたい野菜の栽培期間を確認する
作りたい野菜が決まったら、
- タネまき
- 植え付け
- 収穫終了
までの期間を確認します。
例えば、ジャガイモの栽培期間は3月(植え付け)〜6月(収穫)までです。
③エクセルシートにフォーマットをつくる
2〜3年間の栽培計画を立てます。実際に作成した野菜栽培カレンダーがコチラ(↓)。
野菜栽培カレンダーのフォーマットは、自分が見やすいものであればOKです。以下に作成するときの手順を紹介しますが、「自分が使いやすいものをつくる」という意識で作成してくださいね。
エクセルシートにフォーマットを作成するときの手順を簡潔にまとめると、
- 縦の「列」に「年月」を入力
- 横の「行」に「区画」を入力
- 野菜の名前と栽培期間を入力
- 2年目以降を入力
です。
詳しく見ていきましょう!
①「列」に「年月」を入力
最初にエクセルシートの「列」の左側に「○年目」「各月(1月〜12月)を入力します。
- 1年目
1月〜12月 - 2年目
1月〜12月 - 3年目
1月〜12月
といったイメージです。
②「行」に「区画」を入力
次に「○年目」と書かれた横、「行」に畑の区分けを入力します。自分が設定した畑の区分けが分かれば、書き方に決まりはありません。
- 区画―1
- 区画―2
- 区画―3
または
- 区画―A
- 区画―B
- 区画―C
といった感じですね。
③野菜の名前と栽培期間を入力
作りたい野菜の
- 名前
- 種まき時期
- 苗の植付け時期
- 収穫終了時期
などを各区画内、1月〜12月までのカレンダー内に入力します。作りたい野菜の栽培期間は、自分の好みの色で塗りつぶします。
④2年目以降を入力
2年目以降は、1年目に作成した栽培カレンダーを元に、作りたい野菜をピックアップして入力します。連作障害※に注意しましょう。
※連作障害とは、「同じ場所」で「同じ種類や科」の野菜を続けて作る(連作する)ことで、野菜の生育が悪くなる・収穫量が減るなどの障害を指します。
連作障害を防ぐためには、4〜5年くらいの間、同じ場所で同じ種類や科の野菜を作らない「輪作」が必要です。野菜栽培カレンダーを4~5年分先を見越してつくれば、連作する可能性を減らすことができます。
野菜栽培カレンダーをつくる意味
種まきや植え付けに適した時期を守らないと、生育が悪くなり、収穫出来ないことがあります。それを防ぐためには、あらかじめ
- いつ
- どんな野菜を
- どれだけ
- どこで
育てるかなど、計画を立てることが重要です。
野菜栽培カレンダーを作ると、野菜栽培のスケジュールが可視化されるため、種まきや植え付けの最適時期や収穫終了時期までが把握しやすくなります。
畑の面積に応じた栽培計画も立てやすくなりますよ。
栽培日誌もオススメ
次の年の野菜栽培カレンダーづくりに生かすために、「栽培日誌」をつけることもおススメです。
野菜栽培は、毎年計画通りにはいかないものです。「昨年は野菜が育ったのに、今年の生育は悪かった」ということもあります。計画を立てるだけでは不十分に感じることも。そんなとき、栽培日誌をつけておくと、野菜の生育が悪かった原因などを見つけるのに役立ちます。
例えば、栽培日誌に「やっと芽が伸び出した」、「苗から新しい葉が伸び出した」、「葉が大きくなって色も変わった」など、自分の気づいた野菜の様子を写真と一緒に記録して残しておくと、翌年の野菜づくりの良い参考書にもなります。
また野菜栽培日誌は、栽培記録を残すためだけではなく、野菜栽培の思い出も一緒に残せます。余裕があれば、野菜栽培日誌も野菜栽培カレンダーと一緒につくってみてくださいね。
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。