野菜好きになる絵本『おおきなかぶ』~野菜の絵本と言えばコレ!?~
登場人物が多いところも楽しめる、福音館書店出版の「おおきなかぶ」。
我が子も保育園でよく読んでいる定番絵本なのですが、その影響で昨年は「園の畑でカブを育てよう!」という話になっていたようです。その際はラディッシュ(二十日大根)を育てるということで落ち着きましたが、やはり「おおきなかぶ」を育てたい願望が強いらしく、今年は我が家の家庭菜園スペースで育てることになりそうです。
この絵本、絵柄は「かわいい!」という感じではなく、どちらかといえば細かくて綺麗な印象のある素敵な本です。リアルな絵が美味しそうなカブや収穫の大変さ、楽しさをダイレクトに伝えてくれる一冊です!
目次
おおきなかぶ(再話:A・トルストイ 絵:佐藤 忠良)
「おおきなかぶ」は、もともとはロシアの昔話です。絵本の初版は1966年とのこと!大まかに見て50年以上は経過している超ロングセラーなお話なのです。
「おじいさんが育てたものすごく大きなカブを、みんなで引っ張って抜く」というシンプルな物語で、2〜3歳から理解して楽しむことができます。
大きすぎてなかなか抜けないカブを、おじいさん、おばあさん、孫に動物たちまで、一人ずつ(一匹ずつ)加わって「うんとこしょどっこいしょ」というおなじみの掛け声で引っ張ります。この絵本の特徴はそんな楽しい繰り返し作業。小さい子供に大人気のお話で、実際に友達同士や家族でまねっこごっこをして遊んだり、お遊戯会の題材になったりして広く深く愛されています。
普通サイズの絵本の他、ビックサイズの大型絵本やマグカップなど、ワクワクする商品があるのも魅力的です。
カブの育て方
冷涼な気候を好むカブは、春か秋に種まきするのが良いとされています。
直植えの方がオススメ
プランターでも栽培可能ですが、成長する場所が狭かったり収穫が遅れたりすると根割れすることがあります。なので、直植えの方が安心ですね。
水やりに気を遣おう
また、水不足でも根割れになることがあるので、水やりに気を遣う必要があります。特に初夏など、土表面が乾きやすいシーズンは、直植えだとしても1日1回水をやると良いでしょう。
カブの種類について
ちなみに、カブには様々な種類があり、種を買う際には迷うかもしれません。「はくれい」「はくたか」などが特に初心者向けとされますが、基本的にカブならどれを選んでも簡単に育てられますので袋に難易度が記載されていてもそこまで気にする必要はありません。
害虫がつきやすいので注意!
注意したいのが、害虫です。アブラナ科の植物であるカブには、害虫が付きやすいという特徴があります。害虫が発生しない秋の種まきならそこまで心配はないですが、春から育てるのであれば、小さいうちだけでも防虫ネットや寒冷紗で守ってあげるとより安心ですよ。
食べるときは葉っぱまで食べよう!
カブは成長が早いので、種まきから比較的短時間で収穫まで成長してくれます。
そして根にはカルシウムやビタミン、食物繊維などが豊富で美容面でも特に注目されているのです。さらに葉っぱの部分にもビタミン・ミネラルが豊富です。みそ汁やお浸しに利用するだけでおかずが一品増えて食卓がより賑やかになりますので、無駄なく全部食べましょう!
実際に「おおきなかぶ」はあるの?
先ほど「カブは種類が豊富」と紹介しましたが、大きさで言うなら
- 小カブ
- 中カブ
- 大カブ
の3つに分けられます。 このうち一般的に家庭菜園で育てたりスーパーで見かけるのは「小カブ」や「中カブ」で、大きさも3㎝~10㎝ほどのものです。では「大カブ」なら!と期待しますが、残念ながら人間より大きい絵本のようなカブにはなりません。 それでも聖護院かぶらなどの「大カブ」は15㎝~30㎝ほどには成長しますので、両手で抱える感じにはなります。 小さなお子様が絵本に憧れるのであれば、頑張って大カブを栽培してみるのも楽しそうですね(初めは小カブの方が、失敗もほぼなくすぐに収穫できるのでおすすめですが^^;)。
まとめ
直植えがおすすめと紹介したカブですが、小さいカブやラディッシュならプランターでも育てやすいので、自分の用途に合ったカブを育ててみてくださいね。
絵本ほどビックサイズとまではいかなくても、自分で育てるカブは種まき~収穫まで楽しい作業になること間違いなしですよ!
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。