カブの育てかた&ラディッシュの育てかた。家庭菜園初心者にもおすすめ

カブの育てかた

引用元:photoAC

カブは丸々太った球の部分だけでなく、若い葉や間引き菜なども食べられる美味しい野菜です。家庭菜園初心者さんが存分に野菜づくりを楽しめる、食べる部位の多い野菜です!

 

カブの栽培時期

  • 種まき 9〜10月
  • 収穫  11月
  • 種とり 6月

なお、カブが育つのに最適な温度は20度前後です。

発芽するときの地面の最適温度は20〜25度。とはいえ比較的ひんやりした気候でも育てることができます。あまりに寒すぎると生育不良に陥りますが、育てやすい野菜ですよ。

 

カブの育てかた

プランターや鉢を使う場合も、レンタル農園で地植えをする場合も、スジまきで種をまきます。「スジまき」とは、深さ1cmほどのまっすぐな溝をつけた場所に、種をまいていく方法です。

間引きや草取りがしやすく、間引きで採れる葉が多くなるので、食べ応え抜群ですよ(笑)。

  1. 5〜6cm間隔でスジをつくる
  2. 種が重ならないようにまく
  3. 発芽後、本葉が1〜2枚になったら間引く
    (株と株の間が6〜8cmになるように)
  4. 葉が混み合って来たら、その都度間引く
  5. 玉が太ってきたら収穫可能

若い葉をたくさん食べたい人は、スジまきを行なう際、種を多めにまきましょう。

カブは一見すると実が大きいほうが食べ応えがありそうに思えますが、収穫が遅れると球にスジが入ったり、実が硬くなってしまったりとあまりおいしく食べられません。早めに収穫しましょう。

 

カブを育てるときの注意点

カブの球部分を大きく育てたいですよね。

球を大きくするために、肥料をたっぷり与えるのはNGです。肥料分が多いと、虫がつきやすくなってしまうので注意してください。

それよりも、大きなカブから順番に収穫することで、空間に余裕が生まれ、小さなカブが成長しやすくなります。大きなカブを連続して収穫したい人は、大きなカブを優先して収穫し続けましょう。

 

ラディッシュの育て方

引用元:photoAC

家庭菜園初心者におすすめなラディッシュ。生で食べても美味しいだけでなく、短期間で収穫できるのが初心者さんにとって魅力的な特徴のひとつです。

 

ラディッシュの栽培時期

  • 種まき 4〜5月/9〜10月
  • 収穫  5〜6月/10〜11月

ラディッシュの生育温度は15〜20度。比較的寒さにも強いので、育てやすいです。春と秋に種をまくタイミングがあるので、楽しみも2倍ですね!

 

ラディッシュの育てかた

ラディッシュは「点まき」で種をまきます

「点まき」とは、種をまく場所をスジ状にするのではなく、一定間隔にまくための穴をつくって数粒ずつまいていく方法です。こうすると種の数が少なく済むため、間引きにかかる手間を削減することができます。

  1. 土に一定間隔でくぼみをつくる
  2. 点まきで種をまく
  3. 土をかぶせ、軽く手で土を押さえる
  4. 発芽し、本葉が出たら、生育の弱い葉などを間引く
  5. 本葉が4枚くらいになったら、再度間引く
  6. 20〜30日ほど経ったら収穫可能

点まきのためにつくる「くぼみ」は、10円玉やペットボトルのふたを活用しましょう。浅いくぼみでOKです。1つのくぼみに3粒ほど種をまきましょう。

間引いた若い葉は、お味噌汁などに入れると美味しいです!

 

ラディッシュを育てるときの注意点

種の特性を覚えてください。

ラディッシュの種は「嫌光性種子」といい、光があると発芽しません。先で紹介した行程3番「土をかぶせ、軽く手で土を押さえる」を忘れないようにしてください。

 

カブとラディッシュが家庭菜園初心者におすすめな理由

引用元:photoAC

カブとラディッシュは球の部分だけでなく、葉の部分も堪能できます。

そのため「間引き」の段階で、カブとラディッシュの美味しさを味わうことができます。「早く自分でつくった野菜を食べたい!」という人にはたまりません。家庭菜園初心者さんは、この思いが強いのではないでしょうか。

「食べる部分が多くて、成長も早い」そんなカブとラディッシュをぜひ家庭菜園で育ててみてください。

 

参考文献:安藤康夫,2014,『プランターで有機栽培2: 種類別 野菜がよろこぶ育て方』,農文協

 

<ライター紹介>

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いつか自給自足生活を送ってみたいライター。ただし生粋のズボラなため、家庭菜園にまず「ラクさ」を求める。失敗は成功のもとなので、失敗してもあまり気にしない。育てるのが好きな野菜はハーブ、ピーマン、ナス。たくさん収穫できて、比較的虫がつきにくいから。

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