野菜を育てるのに最適な時期とは?!野菜の栽培時期から種を選んでみよう

野菜を栽培する時、野菜の特徴を知ることはとても大切です

 

野菜にはそれぞれ生育に適した環境がありますから、植える時もその野菜にとって最適な時期を見極めて植えてあげる必要があります。植え付け時期を誤ると、うまく育たないケースもありますから、野菜が好む環境を見極めて育て始めましょう。

 

野菜栽培に最適な時期とは?!

野菜の種類によって、最適な時期というのはもちろん異なります。しかし12月〜2月の寒い時期に関しては、大半の野菜が生育しづらい気候と言えます。まずは野菜栽培に最適な時期をざっくりと学んでいきましょう。

 

春まきと秋まきが一般的

種まきに適している時期は「春」と「秋」の2回です

 

野菜にもよりますが、基本的には温暖な気候を好む野菜が多く、「春」か「秋」にまき始めれば、生育しやすい気候の中で野菜はすくすくと成長していきます。

 

ただ気候というのは変動するもの。例年より冷え込む時期もあれば、暖かくなるのが早い時期もあります。寒さによる影響を考え、”暦”ではなくその時期の”気温”を基準に種まきに取り組むのがベストでしょう。

 

注意しなければならないこと

先にも書いたことですが、「春」「秋」という暦以上に重要なのが”温度”です。

 

野菜の種を購入すると、袋の裏面に種まきや収穫時期が書かれています。そこには発芽に適した温度や、生育に適した温度についても記載されています。温度の影響は野菜の生育に大きく関わってきますから、温度帯の確認は怠らないようにしましょう。

 

春まき、ココに要注意

注意しなければならない点が多いのは、春に種をまく場合です。5月上旬まで気温が不安定な時期が続きます。種をまく時には突然の気温変化に注意が必要です。突然寒くなってしまうことを想定して、苗をカバーする防寒対策グッズなどを用意しておくと良いでしょう。

 

 

また昼と夜の寒暖差による生育不良もよくある失敗例です。成長した野菜はある程度寒さに耐えられるようになりますが、種をまいたばかりの弱い状態では、寒さに負けてしまいます。

 

春まきできると記載されていても、原産地が暖かい地域の野菜は気温が安定する季節まで、種をまくのを控えておくことも大切です。例えばトマトやナス、キュウリといった野菜がそれに当たります。

 

梅雨の時期、ココに要注意

また春まきした野菜の難敵と言えば”梅雨”。湿気の多い時期には、病害虫の被害が増えます。あらかじめ病害虫の被害に遭わないよう予防をしておくことが大切です。

 

「虫を見るのも嫌!」という人は、種や苗を植えた時点でネットをかぶせて野菜を保護しておきましょう。害虫を避け、かつ育てたい野菜と相性の良い野菜を並べて植えるという手もあります。

 

秋まき、ココに要注意

秋まきは、夏の暑い時期を過ぎてから始めるので病害虫の被害も少なく、実は春まきに比べて野菜づくり初心者の方にオススメの種まき時期だったりします。

 

しかし秋も急激に気温が低下してしまえば、野菜生育には不向きとなります。そのため急激な気温低下で何も育てられなくなる前に、種まきを済ませておく必要があります。「秋まき」ではありますが、残暑が落ち着いたあたりで種まきを行いましょう

 

冬に野菜は育ちにくいので、もし急激に寒くなってしまい、種まきが間に合わなかった場合には、春まきに向けて栽培計画を立てることに目を向けましょう!

 

種まきカレンダーを見てみよう

引用元:photoAC

その時期に向いている野菜の種類を知りたい人には、種まきカレンダーがオススメです。

 

 

もちろん購入した種にとって最適な時期は、袋の裏面を見れば一目瞭然だと思いますが、カレンダーで一覧をチェックすると、どのような植物が寒さに強いのか、暑さに強いのかを知ることにつながります。

 

非常にざっくりとしていて申し訳ないですが笑、種まきカレンダーを用意しましたのでご覧ください。ちなみに・・・植え付け時期だけでなく収穫時期の確認もできるので、コメリの菜園カレンダーはぜひチェックしておいてください。

 

1月

  • ルッコラ
  • ソラマメ
  • カイワレ など

2月

  • ルッコラ
  • 小松菜
  • ピーマン
  • リーフレタス
  • ニンジン
  • じゃがいも など

3月

  • ルッコラ
  • 小松菜
  • ピーマン
  • リーフレタス
  • ニンジン
  • ししとう
  • カブ
  • キュウリ
  • ほうれん草
  • ナス
  • トマト など

4月

  • ピーマン
  • キュウリ
  • ほうれん草
  • ナス
  • トマト
  • スイカ
  • トウモロコシ
  • かぼちゃ
  • エダマメ
  • オクラ
  • ネギ
  • セロリ など

5月

  • ピーマン
  • キュウリ
  • ほうれん草
  • ナス
  • トマト
  • スイカ
  • トウモロコシ
  • かぼちゃ
  • エダマメ
  • オクラ
  • ネギ
  • セロリ など

6月

  • キュウリ
  • ほうれん草
  • ナス
  • スイカ
  • エダマメ
  • トウモロコシ
  • オクラ
  • セロリ
  • 小松菜
  • チンゲン菜
  • カリフラワー など

7月

  • キュウリ
  • ほうれん草
  • エダマメ
  • トウモロコシ
  • キャベツ
  • 小松菜
  • チンゲン菜
  • カリフラワー
  • ブロッコリー
  • レタス など

8月

  • キュウリ
  • ほうれん草
  • キャベツ
  • 小松菜
  • チンゲン菜
  • カリフラワー
  • ブロッコリー
  • じゃがいも
  • パセリ
  • ネギ
  • 白菜 など

9月

  • キュウリ
  • ほうれん草
  • キャベツ
  • 小松菜
  • チンゲン菜
  • カリフラワー
  • ブロッコリー
  • じゃがいも
  • パセリ
  • ネギ
  • 白菜
  • ニンニク など

10月

  • キャベツ
  • ほうれん草
  • パセリ
  • ベビーリーフ
  • 水菜
  • 二十日大根
  • イチゴ など

11月

  • ほうれん草
  • エンドウ
  • タマネギ など

12月

  • ルッコラ
  • ソラマメ
  • カイワレ
  • エンドウ など

 



 

野菜の特徴さえ見極めれば

引用元:photoAC

野菜の原産地やどのような気候を好むのかといった特徴を知っておけば、栽培に適した時期を見極めるのもそう難しくはありません。

 

個人的には時期を誤って生育不足になる体験をしてもいいんじゃないかな、と考えています。

 

自分の目で、気候や気温が野菜にどんな影響を与えるのかを知ることも、美味しい野菜を収穫するうえでは必要な体験だと考えているからです。

 

とはいえやっぱり、真冬にまいても成功する確率はあまり高くありません笑。まずは一般的な種まきの季節、「春」と「秋」の種まきに挑戦してみませんか?

 

<ライター紹介>

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いつか自給自足生活を送ってみたいライター。ただし生粋のズボラなため、家庭菜園にまず「ラクさ」を求める。失敗は成功のもとなので、失敗してもあまり気にしない。育てるのが好きな野菜はハーブ、ピーマン、ナス。たくさん収穫できて、比較的虫がつきにくいから。

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