プランターとは育ち方が違う?直植えをおすすめしたい野菜
私が行っている家庭菜園は仕事や家事育児の合間にできることが大前提なので、自然とモットーが「簡単」・「手軽」になりつつあります。
このモットーに便利な道具がプランターで、プランターなら省スペースで好きな野菜を植えられますし、室内外を出入りさせられるので温度調整の心配もなし!
・・・ですが、狭いながらも庭に家庭菜園スペースもあるので、出来れば直植え野菜ももう少し力を入れたいところです。
そこで今回はプランターではなく直植えがおすすめの野菜を紹介していきます。たまにはガッツリと直植え栽培に取り組んで、楽しく汗を流したいですね!
プランターと直植えでは野菜の育ちって違うの?
陶器やプラスチックの容器で植物を育てるプランター栽培に対して、畑に直接種や苗を植えるのが直植え栽培です。
プランターで育てられる野菜なら、ほぼ100%直植えでも育てられます。さらに成長スペースが限られるプランターに対して、直植えなら制限がないので、同じ野菜を育てたとしても根の張り方が大きくなりますね。それだけ野菜の大きさや収穫量にも差がでることが多いです。
直植えって大変?
直植えというと「農家さんが農具を使って仕事として植物を栽培する」というような、大掛かりで大変なイメージがありませんか?
確かに広い農地で農業としてプロが行ったら大変な作業ですし人数も必要ですが、自分の家の庭やレンタル農園などで趣味として行う分には、個人で好きな時にできますし、そこまで大変でもありません。
ただしプランターのように野菜の持ち運びはできないので、事前に日当たりと野菜の相性を考えたり、上に大きくなる野菜には支柱やポールを用意したりと準備は必要です。
直植えをおすすめしたい野菜たち
ここでは直植え推奨野菜をご紹介します。プランターでも栽培できないことはないけれど、小ぶりになったり品種に配慮したりと条件がつくので、この機会に思い切って大ぶり野菜を育ててみましょう!
とうもろこし
イネ科のとうもろこしは成長すると2mにもなる大ぶりの野菜です。根っこも深く張るので、土は深めに耕すのが必須。もしプランター栽培するなら、深さ50㎝以上の大きなものが必要なのですが、これだと持ち運びも一苦労ですね。
栽培の際には苗を買ってしまうのが早いですが、種から蒔く場合は鳥に狙われやすいので、発芽するまではネットや不織布でガードしてあげましょう。
大根
根菜と言えばこの野菜!というくらい有名な大根。大根は移植が難しい為、基本的に植え替えができません。さらに地中深くまで下に大きく成長しますので、種をまいて直植えで育てるのが一般的です。
地中に石や他の野菜の固い根っこなどがあると、根が分かれてしまい充分に成長できないので、事前に畑をよく耕しておくことが大切です。
きゅうり
育てやすいことで有名なきゅうりはプランター栽培している方も多いですが、ツルがどんどん伸びるので、直植えで大きめの支柱を使用しつつ、のびのび育てるのもおすすめです。苗を植えてから収穫までがスピーディーなので、栽培途中に追肥してあげると成長の手助けとなるでしょう。
水分を多く含む野菜なので、水切れが起こらないように注意も必要です。
長ネギ
生長に合わせて土寄せを行うことで、茎の部分である葉鞘(ヨウショウ)を白く長く丈夫に育てます。ワケギなどの小ぶりの葉ネギと違って土寄せ作業があるので、直植えである程度のスペースがあった方が美味しくて立派な長ネギができますよ。
まとめ
直植えは日当たりを考えたり天災の影響を受けやすかったりというデメリットがあることも確かですが、本来植物は自然の中で自由に成長するものですので、ある程度自然の力に任せられるところは大きな魅力です。
さらに土いじりを長くすることによって心身のリフレッシュにもなりますので、野菜栽培の際には是非とも、積極的に直植えを選択してみてください。
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。
仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。