家庭菜園を始めるあなたへ。プランターのサイズ選びのポイントを紹介
プランターを使って家庭菜園を始める場合は、育てる野菜の特徴や置き場所に合ったサイズのものを選んでから、始めましょう。
目次
プランターのサイズ選びのポイント
プランターのサイズ選びは、野菜を元気に育てるために大切なことです。重要なのは置き場所だけではありません。野菜の種類や大きさに合ったサイズのものを選びましょう。
野菜は成長する過程で枝が長く伸び、株の幅が広がり、根もぐんぐんと伸びていきます。
トマトやキュウリ、ナスなどの野菜は大きく成長する野菜の代表格なのですが、そんな野菜を小さなプランターで育てるとどうなると思いますか?成長サイズに合わないプランターの中で根詰まりを起こし、生育が悪くなってしまいます。
そのため、事前に野菜が成長する大きさを予測して、その野菜に合ったサイズのプランターを選ぶことが大切なのです。
野菜に合ったサイズ選びの目安
大きく成長する野菜にオススメのサイズ
深さが約30㎝、容量が約10ℓ以上のプランターは、以下の野菜にオススメです。
- 果菜類野菜(根と地上部が大きく伸びる野菜)
トマト
ナス
キュウリ
オクラなど - イモ類
ジャガイモなど - 根菜野菜
大根など
背丈の低い野菜、ハーブにオススメのサイズ
深さが約15㎝~25㎝、容量が約5ℓ以上のプランターは、以下の野菜にオススメです。
- 葉菜類野菜(根張りが浅く、背丈が低い野菜)
コマツナ
ホウレンソウ
リーフレタス
シュンギクなど - ハーブ類
シソ
パクチー
バジルなど
根張りの浅い野菜にオススメのサイズ
深さが約10㎝~15㎝、容量が約3ℓ以上のプランターは、以下の野菜にオススメのサイズです。
- 二十日大根
- ミニ大根
- ミニニンジンなど
プランターの種類
プランターの種類は沢山ありますが家庭菜園に向いているおすすめの種類は、
- 丸形
- 長方形
です。これら2種のプランターにはメリットとデメリットがあるので、上手に使って家庭菜園を楽しみましょう。
丸形のプランター、メリット・デメリット
メリットは、
- 場所を取らない
- 移動が楽
- 種類が豊富
- 背丈が高く伸びる野菜には便利
- 土の容量が少なくて済む
- 排水性が良い
- 基本的に1プランターに1本ずつ植えるので、管理しやすい
- 身近に置いて管理ができる
デメリットは、
- 背丈が高く伸びる野菜は風などで倒れやすく安定感に欠ける
- たくさん植えられない
- 土が乾燥しやすいので、こまめな水やりが必要
- 栄養不足になりやすい
- 根詰まりを起こしやすい
- 複数の株を植えることには不向き
が挙げられます。
長方形のプランター、メリット・デメリット
メリットは、
- 置きやすい形状で利用しやすい
- 場所を取らず、並べやすい
- 排水性が良い
- 身近に置いて管理ができる
デメリットは、
- 土が乾燥しやすいので、こまめな水やりが必要
- 栄養不足になりやすい
- 限られた野菜の種類と本数だけしか栽培できない
- 生育の悪い野菜ができやすい
が挙げられます。
育てたい野菜の特徴と照らし合わせて、どちらの形を利用するか考えてみましょう。
家庭菜園初心者なら百均のプランターも◎
家庭菜園初心者なら百均のプランターでも◎です。
育てる野菜によっては、百均のプランターでも問題なく育てることができます。百均で販売されているプランターの特徴や育てやすい野菜を理解してから、家庭菜園を始めましょう。
百均プランターの特徴
百均のプランターは、
- 小型
- 容量が3ℓ~5ℓ
ぐらいのものを中心に販売されています。また、百均プランターの排水穴の排水性は完璧とは言い難いことも多々あります。
百均プランターで野菜を育てられないわけではありませんが、野菜づくりに心もとなさを感じる人も少なくないでしょう。
そのため百均プランターを使って野菜を育てる場合には、小さなプランターでも育てられる野菜を育てるか、百均プランターのデメリットをカバーするために一手間かける(百均プランターに底石を敷くなど)ことをオススメします。
百均のプランターで育てやすいおすすめの野菜
以下の野菜は百均プランターでも育てやすいので、家庭菜園がはじめてという人にオススメです。
- 二十日大根(小さなスペースでも育てやすい)
- ハーブ類(丈夫で枯れにくい)
シソ
ルッコラ
パセリ
ローズマリー
クレソン
タイム
ミント - イチゴ
- ミニトマト
- 小松菜
- ジャガイモ
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。