家庭菜園で葉が枯れる原因とは?!葉を枯らさない5つの対策&6つの予防策
家庭菜園で育てている野菜で、葉が枯れてしまうことはないでしょうか。葉に起こる症状や原因、そして、葉を枯らさないための対策や予防について、紹介します。
目次
葉に起こる症状について
葉が枯れるとき、まずは
- 葉に斑点模様が浮き出る
- 黄色や褐色に変色する
- 葉が丸まる
などの症状が現れ、やがて枯れていきます。
葉が枯れる原因
葉が枯れる主な原因は、
- 野菜を育てている「生育環境」
- 野菜に発生した「病害虫」
の2つが考えられます。
生育環境によって葉が枯れる7つの原因
<役割が終って枯れる>
生長して役割が終わった葉は黄色に変色して、やがて枯れます。役割が終わった葉が枯れるだけの場合は、心配ありません。多くの野菜の場合、役割が終わった葉は、下の葉から枯れます。
しかし、上の方から次から次へと葉が枯れていく場合は病気や害虫が発生している可能性があるので、調べてみましょう。
<水不足で枯れる>
水分が不足すると葉が乾燥してカシャカシャになって、葉が枯れます。
<根の障害で枯れる>
根に障害が発生すると水を上手に吸収することができないので、葉が枯れます。
<水のやりすぎで枯れる>
野菜は水分を根から吸収するので水をやり過ぎると根が傷んで根腐れを起こすため、葉が枯れます。また、水をやりすぎると野菜のよっては病気やカビが発生して、やがて葉が枯れます。
<生育適温が適さないと枯れる>
野菜には生育適温がありますが、その生育適温が育てている野菜に適していないと葉が黄色になって、葉が枯れます。
<肥料をやりすぎると枯れる>
肥料を沢山与えると次第に栄養分を摂りすぎて(栄養過多)、葉が枯れます。
病虫害によって葉が枯れる2つの原因
<病気の発生で枯れる>
畑の陽当たり、風通しや水はけが悪く、野菜に過大の追肥を与えると疫病のが発生して葉が黄色くなり、やがて枯れます。特にべと病やうどんこ病が発生すると葉に斑点が広がり、やがて黄色になって葉が枯れます。
<害虫発生で枯れる>
畑の風通しが悪くて湿度が高く、しかも乾燥している状態になっていると、野菜の葉に害虫が発生しやすいです。害虫が発生すると葉が食べられて葉の色が悪くなり、やがて葉が枯れます。
対策と予防法
葉が枯れる場合は急いで対策を取ろうとしないで最初に「症状」を見て、次に「どの病気」にかかっているか見極めてから、適切な対策と予防を取りましょう。
葉を枯らさないための対策5つ
<葉を取り除いて畑外で処分>
葉が枯れてしまった場合は、枯れた葉を早めに取り除き、畑の外で処分しましょう。そして、不必要な葉も取り除いて風通しをよくしましょう。
<薬剤散布>
害虫によって葉が枯れる場合は葉の裏側に害虫が付着していることが多いので、葉の裏側にも薬剤散布をしましょう。また、日頃から葉を観察して害虫の早期発見をしましょう。 そして、薬剤撒布による早期対処をしましょう。
<適量の水やり>
水はやり過ぎても少なすぎても葉が枯れる原因を引き起こしてしまうので、野菜の様子を見ながら野菜に適した量の水やりをしましょう。高温で乾燥が続いている場合は、適量の水やりをしましょう。
また、水のやりすぎが原因で葉が枯れる場合は、水やりを一旦止めて土を乾燥させましょう。その際、土の交換が可能な場合は、乾燥した土に替えましょう。
<生育適温>
野菜に適した生育適温で野菜を育てましょう。
<適量の肥料>
肥料は与え過ぎに注意をして適量を守って与えましょう。
葉を枯らさないための予防法6つ
- 葉が密集しないように株間を開けて育てましょう。
- 陽当たりや風通しを良くしましょう。
- 栽培する前に畑の土を良く消毒しましょう。
- 畝を高くして水はけを良くしましょう。
- コンパニオンプランツを活用しましょう。
- 日頃からこまめに葉を観察して、病害虫の早期発見と早期対処をしましょう。
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。