【家庭菜園体験談】我が家のハーブ栽培日記~花を咲かせる可愛いバナナミント~
ミントはたくさんの品種があり、我が家でもずっと育てているミントのアップルミントとブラックペパーミントがあります。どちらもミント特有のスーッとする香りがあり、家庭菜園の野菜や花を害虫から守ってくれています。
ミントは他種と交配してしまうと雑草のようになってしまい、ミント特有の香りもなくなってしまうので注意が必要なのですが、今回母からさらにミントを分けてもらってしまいました。
名前はバナナミント。
可愛らしい見た目ですが我が家のミントと交配しないようにプランター栽培を開始しました。
バナナミントの基本情報
バナナミントはシソ科ハッカ属で多年草のハーブです。名前の通りバナナのような香りがするとのことですが、実家からやってきたばかりの我が家のバナナミントは、今のところ無臭のような気がします。成長過程で香ってくれると良いのですが・・・。
サイズは小ぶりで今は10㎝くらいですが、生育が良ければ20~30㎝くらいになるそうで、今から成長が楽しみです。30㎝以上になるハーブも多いので、この数字は「小さくない?」とも感じますが、バナナミントは匍匐性(ホフクセイ)と言って茎が上でなく四方に広がる品種なので、これくらいの高さまでにしかなりません。
アップルミントも地下茎から横へと伸びるので、上に伸びないこれらのミントは定期的に収穫・カットするのが無法地帯にならないためにも良いお手入れ方法と言えます。
ちなみにミントには珍しく、薄桃色の花を咲かせます。非常に小さいのですがそこがまた魅力的ですので、バナナミント栽培時には花を咲かせることも目標にしてみてくださいね。
バナナミントの育て方
生命力溢れるミントの品種ですので、日向はもちろん半日陰でも元気に育ちます。寒さにも強いのですが、逆に真夏の暑さや湿気には少し弱い部分もあるようです。
とはいえ・・・我が家のバナナミントは5、6月の暑い日に外に出しっぱなしでしたが今のところ元気です。でも本格的な夏が着てしまったら心配なので、その際はプランターを移動してあげようと思います。
成長して密集するとそれだけ熱と湿気がこもってしまうので、早めに収穫を始めて定期的に葉を摘み取り、風通しをよくしてあげましょう。もし葉っぱが黄色くなってしまったら弱っているサインです(特に真夏に起こりやすいです)。たっぷりの水と、本来なくてもOKですが肥料を追加して与えることで大体持ち直します。
ちなみに収穫ですが、観賞目的で花が咲くと葉が少し硬くなり、ハーブティーなどにするには不向きになりますので、観賞と収穫(ハーブティーを作るなど)のどちらに重点を置くかによって、収穫時期を見極めてくださいね。
「ハーブティーをたくさんつくりたい!」という人は、花が蕾の時点で摘み取ってしまうのも一つの手です。
バナナミントの利用方法
先ほども紹介しましたが、バナナミントはミントティーに利用できます。特有の甘いバナナの香りもあって結構人気のハーブティーなのです。紅茶以外にも、マフィンやパウンドケーキに刻んで入れたり、スムージーやシェイクの飾りにしたりするなど、用途は多いですよ。
また、お花部分を茎から収穫し、サラダのアクセントとしても使えます。他のミントと異なり花を咲かせるので、料理系以外にもドライフラワーと作ることも可能です。
あとは他のミント同様に、お風呂にいれたり乾燥させてポプリにしたりと使い勝手抜群です。
まとめ
いかがだったでしょうか?聞き慣れない方も多いバナナミントですが、ハーブに関心が無い私の母でも「なんか可愛い」という理由でホームセンターで購入し、ある程度増やしていますのでハーブ栽培初心者にもハードルの低いミントではないかと思います。
花が咲く分、「見た目」の可愛さで料理のアクセントやドライフラワーなどにも使えますので、「何かミントを育てたいけど、色々使えた方が良いな」と思っている方には特におすすめできますよ!
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。