【家庭菜園体験談】我が家のハーブ栽培日記〜爽快な香りの月桂樹(ローリエ)〜
香りが良い月桂樹は、料理用には「ローリエ」「ローレル」と記載されてスーパーなどで販売されていることが多い有名なハーブです。
大きく育つので生垣として使用されることも多い月桂樹は、私の実家でも栽培していますがパッと見て「え?これもハーブ?」と思ってしまい見過ごしがちです。でも、生垣クラスに大きく育てばそれだけ良い香りが漂いますし、葉っぱはたくさん収穫できますので、有ると嬉しいハーブの一種だと思います。
今回はこの月桂樹について紹介していきます!
月桂樹の基本情報
クスノキ科の常緑高木である月桂樹は、ハーブというより木のイメージがありますが、立派なハーブです。和名では月桂樹(ゲッケイジュ)ですが、フランス語ではローリエ、英語で「ローレル」ですので、料理の風味づけによく利用するという方にはこちらの名前の方に馴染みがあるかもしれません。
鉢植えも可能ですが将来的に大きく育つハーブですので、どちらかと言えば地植え向きです。
4月~5月には白くて小さな花も咲きますので、観賞するにもおすすめですよ。
月桂樹の育て方
月桂樹は種で売られていることは滅多になく、小苗や鉢植えを購入して栽培するのが一般的です。
水分を多く必要としますので、土の表面が乾いていたらたっぷりと(鉢植えの場合には穴から水が流れ出すくらい)水やりしてください。ハーブの一種らしく丈夫な植物なので基本的に肥料はいらないくらいですが、元気がない時や発育が悪い場合には腐葉土や堆肥を混ぜてあげましょう。
また、月桂樹は野菜全般のコンパニオンプランツ(害虫除けに効果あり)と言われており、アブラナ科野菜を狙うアブラムシも月桂樹は苦手なので利用価値が大いにあります。
ただし月桂樹自体にも貝殻虫(2mmほどの白っぽい害虫。植物に寄生して栄養を吸い取る)など付きやすい害虫がいます。害虫を見つけたら、早めに殺虫剤などで対策してください。
月桂樹の利用方法
高木でもある月桂樹は背が高くなれば剪定も必要になってきますが、それだけ大量に収穫の機会があるということです。香りも良く、乾燥させた葉は販売もされていることから、ただ捨ててしまうのは勿体ないですよね。
そこでまず月桂樹を乾燥させてから色々なことに使ってみましょう!
月桂樹の乾燥方法
- 葉っぱを摘む
- 水洗いをする(土、埃や虫がついていたらよく洗い流す)
- 鍋にお湯を沸かして葉っぱを軽く茹でる
- ザルに開けてキッチンペーパーなどで余分な水分をふき取る
- 風通しの良い場所でよく乾燥させる
以上でドライ月桂樹の完成です。
最後に乾燥させるのは数日~2週間かけてしっかり乾燥させましょう。
ドライ月桂樹が完成したら、消臭剤として玄関や靴箱においても良いですし、防虫効果があるのでポプリ状にしてクローゼットやタンスに入れたり、葉っぱ2、3枚を米びつに入れたりしても効果的ですよ。
言うまでもなく、カレーやスープを作る際に一緒に煮ると風味付けになり重宝します。
ちなみに料理に使用する場合には、軽く乾燥させたものとしっかり乾燥させたものとで味に違いが出てきます。軽く乾燥させたものだと苦みがあり、しっかり乾燥させたものには甘い香りが一層引き立ちますのでお好みで調整してみてくださいね!
まとめ
月桂樹はハーブの一種ですので丈夫で強く、水やりに気を付ける程度でどんどん成長してくれますので細かいお世話やケアはあまり必要ありません。あまり育たない、元気がない・・・という場合のみ、肥料や培養土の力を借りましょう。
他のハーブと違ってハーブティーにするという利用方法は聞かないものの、消臭効果、防虫効果や料理のアクセントなど、利用できる範囲がとても広いです。この機会に樹も育ててみたい、興味があるという方は、小苗からはじめてみてはいかがでしょうか?
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。