ズボラな家庭菜園には、暑さにも寒さにも強いローズマリーをおすすめしたい!
サイト管理人である私は「家庭菜園が好き」と言いつつ、かなりズボラな性格をしており、面倒見が良いとは決して言えません…。本来であれば、元気に生育しているか、病害虫被害にあっていないかなどを観察すべきだとは思うのですが、基本は放置。水やりも自動散水機を使って、自動的にやっていました。なので、何回か挑戦してもなかなかうまく育てられない野菜なども正直あります。
ただ、そんな私でも約5年ほどずーっと育て続けているものがあります。それがローズマリーです。
ローズマリーはズボラさんでも自信を持って育てることができますよ!
ローズマリーをオススメする理由
ローズマリーを育てるようになって「ローズマリーはズボラな性格と相性が良いな」と感じることが多々あります。ズボラな人にローズマリーをオススメしたい理由をご紹介します。
暑さにも寒さにも強い
家庭菜園において、野菜に比べるとハーブは比較的育てやすいものが多いのですが、ローズマリーはハーブの中でもダントツに育てやすい植物なのではないかと考えます。というのも、ローズマリーはかなり強健な植物。暑さにも寒さにも強く、また乾燥した土地や強風が吹く場所でも育ちます。
冒頭でも述べたとおり、私の育て方は“基本は放置”なので、暑さが厳しい夏であっても寒さが厳しい冬であっても、日陰をつくったり、室内に入れたり…なんてことはしません。「勝手に生える!」と、植物の生育力を信じて放置するほどのズボラ具合なので、育てる野菜やハーブを時々生育半ばで弱らせてしまうことも…。ただ、ローズマリーだけは、淡々と育ち続けている印象です。
水やりを忘れてしまっても…
強健なローズマリーは、多少水やりを忘れてしまっても問題ありませんでした。もちろん、水を切らせてしまうと葉が落ちていき、完全に水が切れると枯れてしまうので、放置しすぎて「あ、元気がない!」となったときには水やりをして反省しますが、割と耐えます。
ただ後述しますが、ローズマリーは「湿気に弱い」ので、その逆、水のあげすぎには注意が必要です(自動散水機で水やりしていたことによる失敗談も後ほどご紹介しますね…)。
使い道が豊富
私はかなりズボラなくせに欲張りなので、育てた植物にはさまざまな使い道を求めます。ローズマリーなら使い道がたくさんあるので、育て甲斐があります。
たとえば香辛料として、臭み取りや香り付けとして使うことができます。魚料理や肉料理、ジャガイモ料理などに使うのがオススメです。ジャーマンポテトをつくるとき、ニンニクとベランダから収穫した生のローズマリーを加えると、香りがよく味にインパクトがついて美味しいんです!また肉料理をつくるとき、肉にローズマリーを擦り込んでから調理すると、ローズマリー独特の風味によって料理の雰囲気が華やかになります。
ローズマリーを乾燥させ、ハーブティーとして楽しむ方法もあります。ローズマリーを乾燥させるときは、ドライフラワーをつくるように日陰で自然乾燥させる方法の他に、電子レンジで水分を抜く、という方法もあります。もちろん清潔な状態であれば、生のローズマリーを煮出して楽しむのもOKです。
ちぎったローズマリーの小枝をお茶パックなどに入れ、入浴剤代わりに使うのもオススメです。
ただし湿気には弱いので注意
水やりを多少忘れてしまっても大丈夫なローズマリーですが、「湿気に弱い」弱点があります。
以前住んでいた家で、自動散水機を使って野菜やハーブを育てていたのですが、酷暑で不安だったので1日2回水を与える設定にしたところ、旅行後に帰ってきたらローズマリーだけ枯れていました…。それ以降、ローズマリーだけは自動散水機を外して、様子を見ながら水やりをするようになりました。
湿気に弱いローズマリーを育てるためには、
- 水はけのよい土を用意する
- 水やりは土が乾いたらたっぷりあげる
- 常に土が湿っている状態は避ける
がポイントです。
また「ムレ」でも弱ってしまうため、葉がたくさん茂っていたら、収穫を兼ねた剪定をして、風通しをよくしたほうがいいのだとか。冒頭で我が家のローズマリーの写真を載せましたが、かなりボーボーと生い茂っているので、風通しをよくするための剪定をそろそろやります。
こんなところに置きましょう
ローズマリーを置く場所は日当たりがよく、風通しのよいところを選びましょう。比較的明るい場所であれば日陰でも育ちますが、日当たりがよいところを選んだほうが元気に育ちます。湿気には弱いので、雨の日が続きそうな場合には、雨に濡れない場所に移動させましょう。
<ライター紹介>
サイト管理人
いつか自給自足生活を送ってみたい。
ズボラなので、家庭菜園にはラクさを求めている。失敗してもあまり気にしない。