自分で育てた野菜を害虫や害鳥から守ってくれるグッズ3選
自分で育てた野菜を害虫や害鳥から守ってくれるグッズは、100円ショップでも購入できる
- 防虫ネット
- 防鳥ネット
- 防鳥用糸
の3つです。
これらの3つのグッズを上手に使って自分で育てた野菜を害虫や害鳥から守り、野菜づくりを楽しみませんか。
目次
虫や鳥から野菜を守ってくれる3つのグッズ
防虫ネット
防虫ネット ムシカットストロング 1mm目 180cm×100m
畑で栽培している野菜にトンネル状にネットを覆って害虫の侵入を防ぐネットです。
非常に目が細かい0.2㎜位のものから5㎜位のものまで販売されています。防虫ネットの目は、細かいほど防げる害虫の種類が多いです。
選び方
選ぶときには、まずネットの目の大きさを決めましょう。
なぜかというと、育てる野菜の品種によって天敵となる害虫が異なるからです。野菜にやってくる害虫の大きさによってネットの目の大きさを変えましょう。
ネットの目の大きさの例を以下に示します。
- 1㎜目:小さい虫も入ることが出来ないので大抵の害虫が防げる
- 5㎜目:アオムシ(モンシロチョウの幼虫)
防虫ネットと間違いやすい寒冷紗
防虫ネットは、日除けにつかう「寒冷紗」(かんれいしゃ)と間違いやすいです。
防虫ネットは
- 素材はポリエチレン製
- 手触り感は、 “さらさら”しています。
- 光りを透す透過率は90%
一方、寒冷紗は
- 素材はポリエステル製
- 手触り感は、“ごわごわ”しています。
- 透過率は80%
という特徴があります。
でも、夏の暑い時期には、黒色の寒冷紗を防虫ネットとして活用する手もあります。黒色の寒冷紗を使えば、害虫予防だけでなく、野菜の新芽を夏の直射日光から守ってくれるので、便利ですよ!
防鳥ネット
防鳥ネットは、鳥の被害から野菜を守ってくれるネットです。農作物を完全に防鳥ネットで覆うと、害鳥の被害を防ぐことが出来ます。
この防鳥ネットは、地域のごみ回収所などで烏の被害対策として生ごみに被せられているネットと同じ種類のものです。最近の防鳥ネットは、大きさ、種類、色など、豊富です。
選び方
一般的におすすめの防鳥ネットの目の大きさは、20㎜から75㎜位のものがあります。鳥の種類に合わせてネットの目を選びましょう。
- 20㎜目 スズメ
- 30㎜目 ヒヨドリやムクドリ
- 75㎜目 カラス
※価格の目安として75㎜目で8m×36m位の防鳥ネットは、約2000円前後
ネットの目の大きさは小さいほど効果がありますが、風雪の被害を受けやすくなります。風や雪の被害を受けやすい時期には、鳥の種類で使い分けることをおすすめします。
ネットを張る際の注意点
- 隙間をつくらない※
- たるませないで張る
がポイントです。
※ほんのわずかなすき間でも鳥が入ってくるため
ネットの外側からも害鳥の被害を受けることがあります。ネットの野菜の間には間隔をあけましょう。また鳥が絡みにくい太目のネットがおすすめです。
防鳥用糸
「防鳥用糸」も害鳥から野菜を守るグッズです。鳥は足などに糸がかかると警戒して鳥が近づかなくなるので、特に実がなる野菜のトマト、ナス、豆類などの防鳥対策には、効果的です。
防鳥用糸のメリット
- 低コストで設置でき、作業も簡単
- 手芸用糸の木綿糸や針金でも代用可能
- 用心深く神経質なカラスに効果的
防鳥用糸は、テグス糸の太さが約1㎜、長さ100mで数百円程度です。他の防鳥用糸は、数十円程度で購入することができます。
防鳥用糸のデメリット
- ハトや中小型の鳥(ヒヨドリなど)には、あまり効果的でない
- 防鳥ネットに比べて完全に被害を防ぐことはできない
糸を張る際の注意点
鳥が飛んでくる方向や侵入経路を妨害するように張りましょう。たるませるのもピーンと張るのも、どちらも防鳥には効果的です。用途に合わせて張り方を変えてみましょう。
張る間隔の目安は約1m前後です。鳥が翼を広げた長さより狭くするのがポイントです。
野菜の実が生っている上下や野菜の周りに杭(くい)を打ち、杭と杭を結ぶように張ると効果的です。
参考文献
http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/gy151.html
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。