野菜の栽培に適した温度、意識してる?発芽適温と生育適温について
野菜を育てるときは、
- 発芽適温
- 生育適温
を良く調べてから、野菜づくりをはじめましょう!
目次
発芽適温、生育適温ってなに?
発芽適温とは
発芽適温は、野菜が発芽するために適した地温(地中の温度)です。
発芽適温は、野菜の種類によって異なります。同じ野菜であっても、品種によって異なる場合もあります。
生育適温とは
生育適温は、野菜が生長するために最も適した温度(範囲)のことです。
野菜の生育適温の範囲から外れた気温になると、野菜の生育が著しく遅れたり悪くなったりします。最悪の場合、枯れてしまうことも。
生育適温の範囲は、野菜の種類や品種によって異なります。暑さが苦手なものもあれば、寒さが苦手なものもあります。
種を買うときは袋の裏面をチェック
- 発芽適温
- 生育適温
という言葉を聞き慣れていない人は戸惑ってしまうかもしれませんね。でも、野菜の種を買うと、その袋の裏面に発芽適温と生育適温が表記されているはず。野菜を育てる前に、これら温度を確認するクセをつけましょう。撒けば生える、というものではないのです。
温度が野菜に与える影響とは
発育適温や生育適温が見合っていないと、野菜にどのような影響が出るのでしょうか。
発芽適温が合っていない場合
発芽適温が合っていないと、せっかく種をまいても発芽しないことがあります。
一般的に多くの種類の野菜は20℃〜25℃位が発芽適温です。しかし温度が低いと、発芽に日数を要したり、発芽しなかったりすることがあります。
また発芽適温の指標となる地中の温度は、地上の温度と異なることがあります。「地上は寒いが、地中は温かく、発芽適温に達していた」という場合も考えられます。発芽適温を測る際には、地上の温度だけで決めないよう注意してください。
生育適温より極端に高い気温
野菜の生育適温より極端に高い温度が続いている場合は、野菜の生育が悪くなったり、根株が弱ったりすることが考えられます。野菜の生長には大きなダメージです。また、すぐに枯れなくとも、病害虫が発生しやすくなるので注意が必要です。
生育適温より高い温度が続く場合は、直射日光を避けるため、寒冷紗を野菜に被せたりして、日陰を作ってあげましょう。
生育適温より極端に低い気温
温度が極端に低い場合も、野菜の生育は悪くなります。寒さにより、野菜が枯れてしまうことも。急に気温が下がり霜が降りてしまう場合も要注意です。寒いときにも寒冷紗は便利です。寒冷紗などを被せておけば、霜から野菜を守ることができます。
野菜に適した温度にするための便利グッズ
野菜に適した温度に調整する便利グッズを紹介します。
高温を好む野菜にオススメ
トンネルやビニールハウスは、高温を好む野菜にオススメです。
収穫時期を長くすることができ、また周囲を覆われることで加湿され、高温を好む野菜に不足している温度や湿度が補えます。寒くなる時期に、暖かい気候を好む野菜を育てるとき、活用してみてください!
高温が苦手な野菜にオススメ
寒冷紗やよしずは、太陽の日差しを遮断して日陰を作ってくれるので、温度が上がることを防ぎます。敷きわらは、野菜の株元に敷くと、暑さから守ってくれます。
野菜の特性に合わせた便利グッズ、ぜひ取り入れてみてくださいね!
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。