【家庭菜園体験談】我が家のハーブ栽培日記~食べられるハーブ・スイートバジル~
「バジル」と一言で言っても豊富な種類があります。例えばレモンバジルというレモンのような柑橘系のさわやかな香りのものや、シナモンバジルという甘い香りのものなど、100種を超える品種が存在しており、品酢改良によって今も着々と増えているようです。
その中でも今回紹介するのは、最もポピュラーな「スイートバジル」。
スイートバジルのソースはジェノヴェーゼともいわれ、特徴的な香りにファンも多く、よくお店のパスタなどにも入っていますよね。家庭料理にも使いやすいので、我が家もそうですがキッチンで栽培しているご家庭が多いです♪
スイートバジルの基本情報
バジルはシソ科メボウキ属の多年草です(バジルは熱帯が原産地であり、日本では寒くて越冬できないので一年草として扱われています)。
一般的にバジルと言えばこのスイートバジルを指すことも多いくらいポピュラーで、イタリア語の呼称である「バジリコ」と呼ばれることも多いです。
ちなみにバジルはギリシャでは「王」を意味する言葉であり、実際に「ハーブの王様」という別名があります。その歴史は古く、かつてペルシャやエジプトではお墓に植えることで死者が無事にあの世へたどり着けると信じられており、神聖なハーブ、特別なハーブとされていました。
スイートバジルの育て方
スイートバジルの気になる栽培方法について、項目を分けて紹介していきます!
栽培に適した時期
キッチン栽培などの室内栽培であれば時期を気にしなくてOKです。
バジルは寒さに弱いので、栽培を開始するのであれば春~秋が良いでしょう。ただし秋から育てる場合、成長過程で寒い冬がやってきてしまうので、直植えでなくプランター栽培にしましょう。朝晩はプランターを室内に入れてあげてください。
苗植え
種から育てても良いのですが、バラ蒔き(文字通りランダムにバラバラ蒔くこと)してから発芽、ある程度成長するまでに少し時間がかかります。
ホームセンターや通販で比較的安価に苗が手に入りますので、苗を手に入れた方が手間が省けてラクです。
苗が複数ある場合には感覚を20㎝前後開けて植えていきましょう。
水やり
バジルは光を好むので、日当たりの良い場所で育てましょう。
また水も好むので、土の表面が乾燥したらすぐ、たっぷりの水を与えるようにしてください。プランターや鉢で育てている場合には、底から水が流れ出るくらいが目安です。夏場の直植えであれば一日2、3回は水やりを行いましょう。
肥料
バジルはハーブの一種で繁殖力は強い方ですので、肥料無しでも育ちます。とはいえ、寒さに弱いデリケートな部分もありますので出来れば10日に1回のペースで液体肥料を与えると安心です。
スイートバジルの栽培で注意する病気や害虫は?
「ハーブって害虫がつきにくいのでは?」と思いますが、バジルの場合はアブラムシが付きやすいです。付きやす過ぎて、他の野菜のアブラムシ除けとして使用されることも(キャベツなどの春野菜のコンパニオンプランツとして有効です!)。
アブラムシが付いてしまうと栄養を吸われてしまうので、見つけたらセロハンテープなどを利用して引き剥がします。大量すぎて難しい場合には野菜用の殺虫剤をしようすると効果てき面ですよ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
バジルは成長すると葉が大きくなり、実際にそのまま食べられるのでハーブと言うより野菜と言った方が適切かもしれません。バジルの良いところは何と言ってもお料理に使用するだけで洋食のおしゃれな雰囲気が出るところです♪パスタやピザのアクセントにしても良いですし、トマトとモッツァレラチーズに合わせてカプレーゼにしても素敵です。
キッチンの片隅で、プランターや栽培キットを利用して栽培すればとても簡単に栽培できますので、お料理のレパートリーを広げる意味も込めて、育ててみてはいかがでしょうか?
<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。 仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。