「自分で野菜を作る時におすすめの品種」-「白菜」
「自分で野菜を作る時におすすめの品種」は、原産地が中国北西部の白菜です。
白菜ってどんな野菜?
「白菜」は、アブラナ科の野菜で、名前の由来は、球全体の色が白いところから来ています。
白菜は、品種にもよりますが、一般的に種蒔きをしてから一カ月半位で収穫することができます。また、結球する温度が15度前後なので、夏から秋にかけて種蒔きをして、秋から冬に収穫するように作った方が、栽培しやすいです。
白菜は
- 食物繊維
- ビタミンC
- カロテン
- カルシウム
などの栄養素が含まれ、漬物、煮物、鍋物、炒め物など、幅広くお料理に使うことができます。
日本で多く栽培されて白菜の品種は、結球の葉先が重なる包皮型です。また、結球の内側から芯まえ黄色の黄芯系品種は、綺麗な黄色を生かして漬物などに使われています。
白菜の育て方
畑の準備
・2週間以上前
種蒔きや苗を植え付ける前に、畑に苦土石灰を蒔いて、耕します。
・1週間位前
堆肥と元肥を畑に施し、再度耕して、種まきをする畝を作ります。白菜は、土に水分が沢山含まれている環境を嫌うので、有機質の堆肥などを施したりして、水はけの良い土壌を作ります。
種蒔き
白菜の種蒔きは、
- 畑に直播
- 育苗ポットで育てた苗を定植する
2つの方法があります。
・直播
- 直径が5㎝位の空き缶を用意する
- 空き缶の底を土に軽く押し付け、深さが1㎝位の穴をつくる
- その中に種を5粒位蒔く
- 深さが5㎜になるように土を覆う
- 上から軽く押さえる
育苗ポットに種蒔きをする場合も同じです。育苗ポットは、管理が行き届きやすい場所に置くことができるので、害虫がついたり、土面が乾燥したりしても、すぐに対応できる利点があります。
間引き
白菜は、種を蒔いてから4日前後で発芽します。
間引きは、子葉が開いたら4本位残し、本葉が2枚になったらさらに2本位だけ残します。育苗ポットも同じですが、残った2本のまま、畑に定植します。
本葉が5枚位になったら、生育の良い株を1本に残します。
定植ポットの苗を定植する際、ポットから株を取り出そうとすると、鉢土が崩れやすいので、丁寧に行い、定植後は、十分に水やりをします。
管理
1回目の間引きの後、化成肥料を株の周りに施します。追肥は、2週間に1回の割合で、3回位行います。株元がぐらついていたら、土寄せをします。
最後の追肥をする頃になると、白菜の根も土の上まで張り出してくるので、土寄せをする際は、その根を傷めないように注意をしながら行います。
また追肥をする際の注意点です。肥料が葉と葉の間に入った場合は、そのままにしておくと葉が肥料やけをしてしまいます。丁寧に取り除きましょう。
病虫害
白菜に注意が必要な病害は、
- べと病
- 根こぶ病
- 軟腐病
です。白菜が結球する頃になると、軟腐病が発生しやすく、悪臭を伴いながら茎の地際部分から腐り始めますが、防除することができないので、事前に薬剤を散布しておきます。
また、軟腐病や根こぶ病を事前に防除するためには、連作しないことが重要です。
白菜には、
- ヨトウムシ
- コナガ
- アオムシ
- アブラムシ
などが付きやすいので、早めに防除します。
白菜を収穫しよう
収穫の見極めは、白菜の頭の部分を押さえ、結球が十分に固くしまってきたら、収穫の適期です。
収穫適期を迎えた白菜は株元が地面に強くくっついているので、引き抜こうとしないで、球を少し斜めに倒して、株元と土際の間にナイフを入れて切断すると、白菜の株を傷めないで収穫をすることができます。
白菜は、品種が豊富で種蒔きをしてから2か月位で収穫ができ、初心者でも作りやすいので、自分で野菜を作る時におすすめの野菜です。
<ライター紹介>
Rikuw
はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。
私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。