【家庭菜園体験談】我が家のハーブ栽培日記~アップルミント編~
家庭菜園を思い立ってまもなく、「でも、いきなり野菜を育てて虫がついたら嫌だなあ・・・」と考えていました。そもそもまだ学生だったころに気まぐれで野菜を育てたものの、全部虫に食われてしまった悲しい思い出あるのです。
まずは何でもいいから栽培を成功させて自信をつけたい・・・と、そこで思いついたのが害虫のつきにくいハーブ系の栽培でした。
さらに友人が「うちの庭にミントがいっぱい生えてるから、少しあげようか?世話しなくても育つよ」と言ってくれたこともあり、その気楽さにも惹かれてまずはミントを育ててみることにしたのです。
友人から譲ってもらったミント
前述の会話をした翌週に、友人からスーパーの袋に入ったミントを受け取りました。「庭のミントを何本か引っこ抜いて袋に入れてきました!」といった感じだったのですが、「このまま植えればいいから♪」と言われて、その通りに植えてみました。
ちなみに「ミント」といっても品種は何百種類もあるということだったので一応その友人に確認しましたが「知らない」とのこと・・・。
で、ネットで調べてみると「アップルミント」という結構ポピュラーなミントだということがわかりました。
アップルミントの基本情報
葉にうっすらと毛が生えており、ウーリーミントや丸葉薄荷(マルバハッカ)とも呼ばれるアップルミント。
- 科名は「シソ科」
- 属名は「ハッカ属」
で、丸っこくて小さな葉が可愛らしいミントです。
水分も肥料もあまり必要ないのですが、それなのに繁殖力が非常に強く、地下茎でも種子でもどんどん広がります。私の友人も言っていましたが「増えすぎて、草取りの要領で抜いたミントを一カ所に集めておいたら、またそこから生えてきた!」とか。
ほかの植物が負けてしまうこともあるので、基本的にはプランター栽培がおすすめです※(我が家では既に直植えしてしまいましたが・・・)。
そして「メントール」という、ガムなどにも使われるスーっとする成分のおかげで害虫がほぼ発生しません。可愛いのにとてもたくましくて、なんだか尊敬できるハーブです。
※直植えの場合はブロックなどを活用することで、地下茎の広がりをコントロールすることが可能です。
アップルミントの活用方法
日に日に増えていくアップルミントに、最初は喜んでいた水やり担当の夫が「なんか、最近伸びすぎじゃない?」と若干怖がってきました。そこでまたも友人に相談してみると「すぐ増えるよね。どんどん切って捨てたらいいけど、せっかくだし紅茶にでもしたら?」とのアドバイスが。
「そうか!アップルミントティーって、よく聞く名前だね!」
と、さっそくミントティー作りを開始。
作り方は色々調べてみましたが、生の葉のままだと青臭いとよく聞くので、乾燥させたものを使用することに。ちなみに乾燥方法は下記のようにとても簡単です。
- 天気の良い日に葉っぱを収穫(茎も入れてOK)
- 土汚れなどは軽く拭きとる
- ザルやバットに広げて日陰干し
これだけです!
日陰干しを2、3日続けると丁度良いドライハーブになりますよ。そして冷蔵保存なら約1年間は持ちます。
我が家の大量のアップルミント達も、乾燥させると意外とコンパクトな量になって一安心しました。紅茶にするときは市販のお茶パックなどに適量入れて、あとは熱湯で煮出すだけです。
ホットで飲むとメントールの清涼感が際立ってスーッとしますが、本来はアップルミントのメントール成分は他のミントと比べて少なめです。だからなのか、冷やしてアイスティーにすると清涼感は弱まる感じがします。ただ、香りはアイスの方が強くなります!
アップルミントの「アップル」の部分が正直よく分からなかった私ですが、アイスティーの香りは「リンゴのように甘いミントの香り」といった印象です。
ドライハーブは他にも靴箱や玄関に置いて消臭ポプリにしたり、お風呂に入れたりと用途がたくさんあるので、色々使えて便利ですよ!
まとめ
今回は友人から分けてもらう形でアップルミントの栽培に挑戦しました。とは言っても、繁殖力の強いミントはただ植えておいただけで成長を続けているので、実質私は何もしていない気がしますが・・・。
それでも我が家の庭で毎日元気なアップルミントを見ていると、「私でも植物を育てられそう!?」という自信に繋がります。
プランターでも気楽に育てられるハーブの魅力は中々のものですので、「何か育ててみたいな」と考えている方には、アップルミントも選択肢に入れていただけると幸いです!
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<ライター紹介>
suzumushi23
絵本とハーブと猫が好きな社会人ライター。
仕事に家事・育児にと時間がないので、家庭菜園に「簡単さ」と「コスパ」を求めて試行錯誤中。