家庭菜園で簡単!にんにくの育て方。国内産高級にんにくを自分で作ろう

家庭菜園でにんにくを育ててみよう

引用元:photoAC

にんにく栽培におすすめのプランター

家庭菜園で育てる場合、プランターを使う人が多いでしょう。畑で栽培されたにんにくに比べ、プランター栽培のにんにくは球が小さくなります。ご了承ください。

プランターは深さ25cm以上のものを選びましょう。幅広いプランターがおすすめです。

 

にんにく栽培におすすめの土

市販されている「野菜用培養土」で問題ありません。にんにくは過剰な湿気に弱い特徴があるので、水はけのよいものを選ぶといいでしょう。

 

タネ球の選び方

さっそく園芸店などで販売されているタネ球を選びましょう!

にんにくにはさまざまな品種がありますが、大きく

  • 暖地系
  • 寒地系

の2つに分けることができます。家庭菜園を行うエリアに合わせた品種を選ぶのがベターです

選ぶときは、できるだけ大きなものを選びます

 

にんにくの育て方

引用元:photoAC

まずは、にんにくの栽培時期について。

にんにくは秋の初めに植え付け、翌年夏のはじめに収穫します。

  • 定植 9月下旬
  • 収穫 6月いっぱい

以下、育て方です。

1,りん片をはがす

球のまま販売されているにんにくは、1片ずつはがします。この際、薄皮はつけたままで問題ありません。小さいりん片は使わないようにしましょう。

2,りん片を植え付ける

プランターに培養土を入れ、12〜15cmほどの間隔を開けて植えていきます。植えつけた後、土を4〜5cm覆えるような深さで植えつけます。

3,土が乾いた場合のみ、水を与える

土が乾いたら水を与えるようにしましょう。にんにくは過湿に弱く、乾燥に強い特徴があるので、水のあげすぎには注意してください

4,追肥する

秋に植えたにんにくは、収穫までに2〜3回の追肥を行いましょう。

冬の間に養分が根と茎に蓄えられるので、冬を越させる前に十分な生育を促進する必要があります

厳しい冬を越える前の12月に追肥を行い、2回目以降は春先(2月、3月)に行います。肥料はボカシ肥や鶏ふんなどがおすすめです。

5,トウは摘み取る

春(4〜5月)になると、トウ(花の咲く茎)が伸びます。大きなにんにくを収穫するためにも、トウは早めに摘み取りましょう。

6,収穫

6月ごろ、葉が枯れ始めたら収穫しましょう

稀に6月を迎える前に葉が枯れる場合がありますが、この場合はにんにくが病気にかかっている可能性があります。その場合には、にんにくを太らせようとせず、その段階で収穫してしまいましょう。

 

にんにく栽培を成功させるポイント

水やりに注意しましょう

発芽前は、タネ球を植えた後、発芽させるためにたっぷり水を与えます。

発芽後は、土が乾いたら水を与える程度に留め、にんにくに最適な環境を整えましょう

さじ加減が難しいのですが・・・にんにくの球が大きくなる3月以降は、よく晴れた日には水をたっぷり与えて成長を促進させます。「乾燥に強い」特徴があるだけで、乾燥が必須なわけではありません。

 

病気に弱いという特徴もあります

家庭菜園で「無農薬に挑戦したい」という人もいるかと思いますが、上手に農薬を利用して、予防することも大切です。冬場の寒い時期はあまり症状が現れませんが、春先(2〜3月)には防除目的で農薬を散布することもおすすめします

「病気になってから農薬をかけても意味がない」ので、挑戦するのが難しく感じるかもしれませんが、美味しいにんにくを収穫するためにも、予防することを心がけておきましょう。

 

また、どんなに水やりに気を使っていても、春先に降る長雨の影響で「春腐病」になることもあります。雨水がプランターにたまってしまわないよう、水はけをよくすることを意識しましょう。

 

<ライター紹介>

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いつか自給自足生活を送ってみたいライター。ただし生粋のズボラなため、家庭菜園にまず「ラクさ」を求める。失敗は成功のもとなので、失敗してもあまり気にしない。育てるのが好きな野菜はハーブ、ピーマン、ナス。たくさん収穫できて、比較的虫がつきにくいから。

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