農的暮らしとは何か。自然や食、農と関わりながら生きるライフスタイル

昨今、都会の生活から解放されて、自然豊かな場所でのんびり過ごしたいという人が増えています。だからといって、働く場所をそのままに自然豊かな郊外に引っ越すことや地方移住をいきなり行うのはハードルが高く感じます。

そんな中注目が集まっているのが「農的暮らし」です。

 

農的暮らしとは

引用元:photoAC

「〇〇することが農的暮らし」といった定義はなく、農と関わりながら生きるライフスタイルと考えてよいでしょう。後ほど紹介しますが、「必ずしも土に触れなければならない」というわけではないのです。

農との関わりを忘れずに過ごせば、それも農的暮らしなのです

もちろん家庭菜園に挑戦することや、市民農園やレンタル農園を借りて野菜づくりに励むこともおすすめです。

 

農的暮らしのメリット

もし実際に農業体験をするのであれば、農的暮らしのメリットは「自然に触れることでリフレッシュできる」ところにあります。

特に普段、デスクワークで心身ともに疲労が溜まっている人におすすめです。農作業を体験すると、普段触れることのできない土の感触や、心地よい汗を流すことのできる運動量で、心も体もリフレッシュできます。

 

また、農や生産物である野菜などの「食」と関わることになるので、学ぶことも増えます。自然や食、農への興味が高まることもメリットと言えるのではないでしょうか。

 

農的暮らし、どうやってはじめる?

まず体験したい!という人におすすめなのが、農業を体験することです。

  • 農泊(グリーンツーリズム)
  • 農作業ボランティア

などを体験してみましょう!

農村・農家のもとへ出向き、農業を経験させてもらいながら、都会とは違うゆっくりとした時間を過ごすことができます。

 

遠出しなくても、市民農園など畑の一区画を貸し出してくれるサービスもあります。

例えばシェア畑は、畑の一区画の貸し出しのみならず、

  • 農業道具の無料レンタル
  • 50種以上の種・苗を用意
  • 菜園アドバイザーの常駐

など、農的暮らしを始めたばかりの人にも安心な、充実したサポート体制が魅力です。

無料見学もできるので、気になる人はシェア畑をチェックしてみてください。

 

また自分自身が農作業を行わなくても、農との関わりがあれば「農的暮らし」です。例えば農地や生産物とオーナー契約を結ぶという方法もあります。

これは定められた料金を支払うことで、お取り寄せ感覚で生産物を受け取ることができるというもの。サービスによって内容はさまざまです。農業体験ができるものもあれば、お金を支払った分だけ、体験せずに収穫された野菜が届くものもあります。

 

もちろん「こだわりの野菜を選んで購入する」だけでも農的暮らしです。農的暮らしには、厳しい定義がないのですから!

 

農的暮らしを続けるコツ

決められた定義のない農的暮らしは、義務感で続ける必要はありません。

そのため「頑張りすぎない」ことが続けるコツと言えます。

農的暮らしのひとつとして「半農半X」という生き方があります。

著書の中で、「半農半X」は、

「持続可能な農ある暮らしをしつつ、天の才(個性や能力、特技など)を社会のために生かし、天職(X)を行う生き方、暮らし方」

と定義されています。
この生き方も「頑張りすぎない」ことが続けるコツです。頑張りすぎた結果、農業だけでなく「X」の生業にも悪影響が及んでしまっては意味がありません。

 

自然や食、農と関わりながら生活する

農的暮らしは、必ずしも「畑」を用意する必要はありません。土に触れてみたいのであれば、畑でなくてもいいのです。ベランダ菜園でも、キッチンの窓際に置いた小さな鉢でもOKです。土だって必要不可欠ではありません。水だけで育てる栽培方法もあります。

「自分で育てる」だって必須ではありません。オーナー契約を結ぶのもOKだし、普段の食生活にこだわりをつくるだけでも十分です。

自然や食、農と関わりながら生活する「農的暮らし」、挑戦してみませんか?

参考文献:疲れた心に農が効く!農的暮らしのすすめ

 

<ライター紹介>

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いつか自給自足生活を送ってみたいライター。ただし生粋のズボラなため、家庭菜園にまず「ラクさ」を求める。失敗は成功のもとなので、失敗してもあまり気にしない。育てるのが好きな野菜はハーブ、ピーマン、ナス。たくさん収穫できて、比較的虫がつきにくいから。

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