「自分で野菜を作る時におすすめの品種」―トマト

自分で野菜を作る時におすすめの品種は、緑黄野菜のトマトです。

トマトは、リコピン、カロテン、ビタミンCなどが豊富に含まれている夏野菜です。トマトの栽培は、種から育てた苗や市販されている苗を5月の連休明けに畑やプランターに植え付けると、7月頃から収穫をすることができます。

 

植付け前の準備

トマトの苗を植え付ける前には、苗づくりと畑の準備が必要です。

苗の準備

トマトは、

  • 種を蒔いて育てる
  • 市販の苗を購入して育てる

といった2つの方法があります。

 

種を蒔いて育てる方法は、以下の通りです。

  1. 種蒔きに最適な時期は、4月頃から5月の連休明け位
  2. 12㎝の育苗ポットの中に種を4粒位蒔く
  3. 土を5㎜位被せる
  4. 葉が出るまで、種が流れないよう注意しながら水を与え育てる

種を蒔いた育苗ポットは、発芽を促進させるためにプランターや発泡スチロールなどの箱の中に入れ、温度を高めるためにアクリル板や硝子板を“ずらして”上から被せます。

本葉が3枚位になったら元気の良い株を残し、ほかの株は間引きます。本葉が6枚位になって蕾が付き始めたら、畑に植え付けます。

 

市販の苗を購入して育てる場合、節が太くて節間が短く、葉につやがあり、一番花房が咲きかけている苗が、植付けに向いている良い苗です。

 

畑の準備

畑の準備として、トマト苗の植え付けをする2~3週間前に苦土石灰を蒔いて深く耕します。その後、1週間位したら化成肥料と堆肥を蒔いて再度耕し、苗を定植する場所に畝をつくっておきます。

 

植付け

トマトの苗の植付け適時は、第一花房が開花し始めた頃行いましょう。市販の苗も同じです。

植付けのポイントは浅く植え付けることです。苗の株は、40~50㎝位の間隔を空けて、第一花房を外側に向けて植え付けます。

トマトは、同じ方向に実が付くので、実が内側に向くように植え付けてしまうと、風通しや陽当たりが悪くなります。植付けの向きには注意が必要です。

 

また一緒にコンパニオンプランツを植え付けると効果的です。コンパニオンプランツは、一緒に植えると病気を防いでくれたり、生育を促進してくれたりする効果が双方に期待できる植物や野菜です。

トマトの代表的なコンパニオンプランツは、ニラと落花生です

トマトとニラを一緒に植えると、「萎凋病」などの予防してくれます。落花生を一緒に植えると、生育促進の効果が期待できます。

参考記事:家庭菜園で使える!無農薬栽培でおすすめの害虫対策8選 

 

植付け後の管理

植付け後の主な管理は、

  1. 主枝の誘引
  2. 芽かき
  3. 摘心
  4. 追肥

の4つです。

①主枝の誘引は、苗の株元に立ててある支柱に“8の字”になるように麻紐で結びます。

②主枝の成長に伴い、本葉の付け根の部分から出てきたわき芽は全てかき取る「芽かき」作業を行います。この作業をしないと、無駄な葉が多くなって実付きが悪くなってしまいます

③3~5段位の花房が咲き始めたら、その上に伸びている主枝に葉を2~3枚位残して摘み取る「摘心」作業を行います。この作業をしないと、主枝だけが伸びてしまうので、同じように実付きが悪くなってしまいます

植付け後の追肥は、基本的に2回です。追肥は、第一花房と第三花房にトマトの実が生り始めたら行います。その後の追肥は、トマトの生育を見ながら行います。

 

収穫

トマトの収穫適時は、花が咲いてから一月位です

収穫をする際は、早朝の涼しい時間帯がおすすめです。トマトは、ヘタの近くまで赤く色づいたものが、収穫に一番適しています。

収穫の仕方は、トマトの実を手で包むようにして持ちあげると、簡単に収穫することができます。またハサミを使う場合は、ヘタの上の部分をハサミで切って収穫します。

 

トマトは人気の夏野菜で品種も豊富にあるので、自分で野菜を作る時におすすめの品種です。

 

 

<ライター紹介>

Rikuw

はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。

私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。

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