ずぼら&初心者さんにもおすすめな野菜づくり本『おどろきいっぱい野菜畑』
野菜づくりを楽しむ人へ
ベランダやレンタル農園で野菜を育て始めて、野菜づくりが楽しくなってきたという人にオススメしたい本があります。
もちろん「今はまだ野菜を育てていないけれど、これから野菜づくりに挑戦したい」という人にも読みやすい面白い本です。
イラストレーターである大橋明子さんが描いた『おどろきいっぱい野菜畑』は、実際に体験したくなるような野菜の不思議が目白押しの一冊となっています。
野菜づくり的には失敗?!という出来事もしっかり描かれているので、野菜づくり初心者が読めば教本代わりにもなりますよ!
おどろきいっぱい野菜畑
著者である大橋明子さんがユニークで、かつ心惹かれます!
キッチンガーデン熱が高じて庭つき一軒家を購入、育てた野菜と手料理でおもてなしをするのに無上の喜びを感じる、家庭菜園&料理愛好家。
引用元:おどろきいっぱい野菜畑
家庭菜園と料理が大好きでたまらない著者だからこそ、この本の内容にはものすごく説得力があります笑。
とはいえ大橋さんの他の書籍を読んでも分かりますが、野菜づくり初心者にも非常に読みやすいのが特徴です。
実際に見たくなる野菜の不思議
この本の見所は何と言っても「野菜の不思議」だと思います。本当にタイトル通り、おどろきいっぱいな野菜の不思議がいくつも登場します。
この本で紹介される野菜はミニトマト、キュウリ、エダマメ、オクラ、トウモロコシ、ゴマ、ピーナッツ、メキャベツ、リーフレタスなどなど・・・!
野菜の育て方の本ではありません。
でも野菜の不思議が解説されているからこそ、育て方のコツが理解しやすくなる内容ばかり。栽培時の「なぜ?」「どうして?」に答えるような本とも言えます。
例えば面白かったのがリーフレタスの回。ふわふわもさもさと生えて、食べると柔らかかったレタスが、トウが立つ(芽が花を咲かせようとする時期)ことでたちまち1mほどに巨大化、葉が硬くなり食べられなくなります。
その巨大化に驚く大橋さんのイラストがとにかく可愛いのですが笑、植物が生きていくためのアイディアだということを知ることができますし、それをふまえてどう収穫すべきか、どのように楽しむのが一番無駄がないのかを知ることができ、とても便利です。
ゆる〜いイラストで分かりやすい
一般的に野菜の生態や育て方について、野菜に関する知識を説明している本は、文字が多い・硬い印象があるなど読みにくい本ばかり(だと私は思っているのですが・・・そう思いませんか?!)。
しかし大橋さんのイラストはとにかくゆる〜い印象があるので、「野菜について知りたいけど堅苦しい本は読みたくないな・・・」という人にはもってこいな1冊です。
ゆる〜いイラストで描かれたコミックエッセイではあるものの、だからといって内容が簡潔すぎるということはありません。
イラストつき”だからこそ”非常に分かりやすい本だと思っています。
大橋明子さんの野菜づくり
私が大橋明子さんを知ったのは、”ずぼら”というキーワードが含まれていたこちらの本がきっかけでした。
彼女の書籍をおすすめしたい理由には、この”ずぼら”というキーワードにもあります。
野菜についての知識を学ぶことができる『おどろきいっぱい野菜畑』ですが、堅苦しい印象がないのは、恐らく彼女が家庭菜園&料理愛好家でありながら、基本スタンスが”ずぼら”なところにあるのではないかと考えています笑。
野菜づくりは大好きだけど、時々油断して野菜の収穫時期を過ぎちゃったり、うまく育たなかったりという体験が、野菜づくり初心者が読む本として受け入れやすいのでは?と思っています。
この『うきうきキッチンガーデン―ずぼらガーデナーのやさい日記』のほうが野菜の育て方を主軸に話が進んでいくので、両方合わせて読むとよりいっそう野菜づくりが楽しくなりますよ!
野菜についてもっと知ろう!
野菜について知ると、野菜づくりもどんどん上達していきます。
我が家の場合、野菜づくりをする時には直感に従って育ててしまっているので、時々大々的に失敗します笑。この間は日陰を好むミョウガをがんがん日に当てて育てていたため、近所のおばあさまに叱られました笑。
ただ失敗を繰り返す中で、育てている野菜についてどんどん学んでいくと、野菜特有の育て方の意味を深く理解することができます。
野菜の特性などに興味がでてきたら、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。