「自分で野菜を作る時におすすめの品種」-「カブ」

出典元:PhotoAC

カブの品種は豊富にあります。

色々な種類の栽培を楽しむことができ、早く収穫できるのが特徴です。

 

品種が豊富な「カブ」

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カブの主な品種には、

  • 和種のアジア型
  • 洋種のヨーロッパ型
  • 中間型(和種と洋種の中間)

の3つがあります。カブの原産地は、アフガニスタンから地中海沿岸一帯で、日本に渡来してきたのは奈良時代と言われています。

カブは

  • 長形
  • 球形
  • 編形

とさまざまな形があり、また根の色も

  • 淡緑
  • 紫紅

など、バラエティ豊かです。

根の大きさも大きいものから小さいものまでさまざまです。代表的な品種は挙げてみます。

カブは、根と葉の部分にビタミンA、B2、C、鉄、カルシウム、食物繊維などが豊富に含まれ、根の部分には、胃腸の働きを良くしてくれるジアスターゼが多く含まれています。

 

秋蒔きがおすすめ

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カブの種蒔きの適期は、春と秋です。ですが、カブの発芽適温は20〜25℃のため、初心者には秋蒔きをおすすめします

秋蒔きのカブの種蒔き〜収穫までの期間は、

  • 大カブ:2~3ヵ月
  • 中カブ:2ヵ月月前後
  • 小カブ:1ヶ月半位

です。

カブを植えるとき、保水性と排水性が良い畑を選びましょう

種蒔きをする2週間位前に苦土石灰と堆肥を散布しましょう。なお畑の排水性が悪い場合は、畝を高くします。1週間前に化成肥料を施して、再度畑を耕し、種まき用の畝を作ります。

 

<種まき>

  1. 幅が75㎝位になるように畝をつくる
  2. 深さ1.5㎝位の溝をつくる
  3. 溝に種をすじ状にまく
  4. うえに土を薄くかけて、軽く手で押す
  5. 種が流れないように水をかける

畝が乾燥したり、水やりをしない状態が続いたりすると、裂根の原因となるので注意してください

株間もカブの大きさによって異なります。

  • 大きいカブの場合:株間4㎝前後
  • 中くらいのカブ :株間20㎝前後
  • 小くらいのカブ :株間10㎝前後

 

間引きの注意ポイント

注意ポイントは、残す根のカブを傷めないことです

カブの間引きは3回位行います。その際、生育が悪く、病虫害の侵されているものを優先的に取り除きます。間引きをするタイミングは以下の通りです。

  • 1回目の間引き:本葉が1枚のとき
  • 2回目の間引き:本葉が3枚位のとき
  • 3回目の間引き:本葉が6枚位になったとき

 

直射日光が強く、乾燥しやすい時期には寒冷紗などを使って覆います。

厳冬の時期にはビニールをかけ、トンネルを作って防寒対策をします。

 

間引き後の注意ポイント

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追肥

間引き後、大カブと中カブは追肥が必要になります。

大・中カブの追肥は、2回目と3回目の間引き後に施します。化成肥料を施し、軽く畝を耕したら、株元に土寄せ(根元に土を寄せかけること)をしましょう。土寄せをすると、根が綺麗になり、雑草除けにもなります。

多くの小カブの品種は、元肥だけで栽培することができます。

 

病害虫対策

カブに注意が必要な病害は、

  • 根瘤病
  • べと病

です。

 

根瘤病が発生したら、その株は全て抜きとりましょう

根瘤病の予防は、

  • 連作を避ける
  • 堆肥は完熟したものを使う
  • 畝を高くする

が挙げられます。

 

害虫は、

  • アブラムシ
  • カブラハバチ
  • ヨドウムシ
  • コナガムシなど

が、発生しやすいです、これらの害虫を見つけたら、捕殺して駆除しましょう。殺虫剤の散布も効果的です。

 

収穫は早採りで

カブの収穫は早採りがポイントです!

「もう少し根の部分を大きくしてから・・・」と思っていると、根の部分に“す”が入ったり※、ひび割れしたりするので、出来るだけ早めに収穫をします。

※中に空洞(細かい穴)ができてしまい、食感や食味が落ちること

収穫の目安は、

  • 大カブの場合:大きさが30㎝前後
  • 中カブの場合:大きさが10㎝前後
  • 小カブの場合:大きさが5㎝前後

です。根が肥大しているものから間引くようにして収穫していきましょう。

 

カブは、品種も豊富で病虫害の被害が少ないので、自分で野菜を作るときにおすすめの品種です。

 

 

<ライター紹介>

Rikuw

はじめまして。自分で野菜を作って自給自足生活を目標にしているライターのRikuwです。

私の野菜作りは失敗も多いですが、毎年、少しずつ上達しています。
自らの体験を通して、ズボラで面倒くさがり屋さんでも出来るだけ簡単で失敗しない野菜の作り方をお伝えしていきたいと思います。
一緒に野菜作りを楽しみませんか。

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